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学生の活動

教員採用試験対策:自主勉強会

例年、この時期のこども教育学科ラーニング・コモンズには、公立保育園・公立幼稚園・公立小学校の教員採用試験に向けて自主勉強会を開いて学習する学生の姿が夜遅くまで見られます。この自主勉強会、実は、毎年続いているいわばこども教育学科の伝統でもあります。今年の4年生は、3年末からグループで学習単元を分担して交代で講師となって勉強会を続けています。また時には、他大学の学生講師を招聘して勉強会を行うこともあります。午後1時から3時までの予定が夕方まで続くこともしばしばです。

さて、本学科の学生たちが開いている勉強会には、グループ学習のメリットが詰まっています。主体的に小規模の勉強会を立ち上げて定期的に学習することは、「スタディーグループ」として海外でもみられる取り組みです。参加メンバーは「自分の実力の向上」という目標を共有するので、お互い励ましながら、学習を続けていくことができます。授業中に先生に聞けなかったことも、友だちであれば聞きやすく、また自分と近い目線で説明してくれるので、理解しやすくなります。教える側も、もっと分かりやすく相手に説明しようと頑張るので、コミュニケーション能力を磨くことにもなり、一石二鳥です。その他にも、「スタディーグループ」(主体的な小規模勉強会)には、以下のようなメリットがあります。

  • 目標を共有する仲間と一緒に定期的に学習に取り組むことで学習に対するモチベーションを向上させ、持続することができる。
  • メンバーが分担して資料を整理し、グループの中で共有するので、限られた時間を有効に使って多くの内容を学習することができる(教えることは学ぶための最高の方法!)。
  • 自信のある科目・単元を教えながらさらに深く理解し、難しいと感じる科目・単元は他のメンバーに教えてもらうことで、強みを活かし弱みを克服することができる。また、複雑な問題についても、グループ内で共に考えながら解決していくことができる。

このようにたくさんメリットのあるグループ学習を活用して、本学科の学生たちは今日も頑張っています。「継続は力なり!」このような日々の努力は、必ず実を結ぶことでしょう。

採用試験に向けて自主勉強会を開いて学業に励む本学科の学生たち