京都光華女子大学 こども教育学部 こども教育学科 ニュース 小学校教員に必要なスキルを身につけていく授業(1)〜算数演習〜

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こども教育の学び

小学校教員に必要なスキルを身につけていく授業(1)〜算数演習〜

 新学習指導要領には、「社会に開かれた教育課程」という理念のもと、教育の質の向上を図る「カリキュラム・マネジメント」や授業の改善を通して「主体的・対話的で深い学び」を実現していくことが目指されています。

 また、学校教育を通して育成すべき資質・能力として、「知識・技能(何を理解しているか、何ができるか)」、「思考力・判断力・表現力(理解していること・できることをどう使うか)」、「学びに向かう力、人間性等(どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか)」という 3つの柱が示されています。

 これからの学校教育への期待に応えていくためには、まず、大学における教員養成カリキュラムを新学習指導要領のねらいが実現できる方向へ変えていく必要があり、また、「主体的・対話的で深い学び」を実践できる指導者の養成が望まれています。

 そこで、京都光華女子大学こども教育学科では、今回の学習指導要領のねらいをもとに、小学校教員養成のカリキュラムの一つとして「算数演習」の授業を設定し、実践しています。教師、または教師を目指す者にとって、授業は創造的な学びをデザインする活動でもあり、また、指導目標を達成するためには、内容をどのように順序付け、どのような指導方法を用いて、適切な教材を選ぶかといった能力が重要です。

 本学科の「算数演習」の授業では、教育現場で短時間に授業構想がもてるように、板書を作成する活動を通して、①児童の数学的思考とアイデアを予想し分析する力、②数学的概念を多様に表現する力、③数学的活動を数学的に定義する力などを育成しています。

自分が作成した板書を発表

ロイロノートで資料を確認して板書作成

算数科指導法のノートも活用、授業計画(板書)