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教員コラム

「きつねの手ぶくろ」

キャンパスの花壇にジキタリスの花が咲いています。

この花壇は、こども教育学科の学生が多く所属し、学科長の谷本先生が顧問であるグリーンキーパーの人たちが植え付けや水やりを担当していて、季節に応じたいろいろな花が目を楽しませてくれます。

 ジキタリスは日本では園芸種の花ですが、ヨーロッパなどでは普通に野原に野草として咲いている花です。可愛い花ですが、毒があるので気を付けなければなりません。

 このジキタリスは、別名をFoxgloveと言い、和名は直訳したキツネノテブクロです。私はこの花を見るといつも、こぎつねがかわいい前足をそっとこの花に突っ込んでいる場面を想像してしまいます。そして、児童文学作家の新見南吉・作、黒井健・絵、偕成社の『手ぶくろを買いに』の絵本を思い浮かべるのです。

 とても有名なお話ですので皆さんご存じだと思いますが、素敵な温かさを感じられるお話です。また、機会があれば手に取って読んでみてください。

キャンパスの花壇に咲くジキタリスの花