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教員コラム

ホタルを見に行こう!

 京都府には、ホタルが見られる場所が少なくないことを、皆さんご存知でしょうか。しかも、そのほとんどが、大きく発光し清流に住むゲンジボタルです。しかも、市街地から車で10分以内(徒歩でも1530分)のところにいるのです。

 私の住む宇治には宇治の街中から車で5分くらいのところに蛍橋という橋があり、毎年6月になるとホタルが舞い始めます。2012年の宇治市豪雨災害の後の数年間はホタルが全くみられませんでしたが、一昨年ごろから少しずつ数を増やし、今年はやっと、以前と同じくらいたくさんのホタルが見られました。写真はスマートフォンのカメラで撮ったもので、中央付近の2つの黄色い点がホタルです。ゲンジボタルの特徴は強い光を放ちながら空高く飛び続けることで、遠くからのスマホカメラでも撮れるほど明るい大きな光でした。

 最も確実に多くのホタルが乱舞する様子を見られるのは、井手町の谷川ホタル公園です。駅から徒歩15分とアクセスも良く、本当に美しいゲンジボタルが驚くほどたくさん見られます。

 他にもgoogle mapで「ホタル」で検索すると、長岡京市のこがね丘ホタル公園、滋賀県守山市のホタルの森資料館など、ホタルが見られる場所がいくつもあるようです。

 ゲンジボタルの成虫の活動はすでにピークを過ぎていて、あと1週間くらいで終わってしまいます。日没から夜9時ごろまでがホタルの光を見るベストの時間です。初夏の夜、「ほたるこい」を歌いに、ホタルをさがしに行ってみてはいかがでしょうか。

(学校教育コース 中井咲織)

空高く舞う2匹のゲンジボタル(京都府宇治市)