ニュース

こども教育の学び

授業紹介 <教育心理学①>

「教育心理学」は小学校教諭免許状取得に必須の科目で,2年生の学校教育コースの学生が主に履修しています。幼児教育コースで教育や学習に興味・関心がある学生も履修しています。今年度はオンライン(オンデマンド型)授業として始まっています。

「学習の動機づけ」の授業回では,学習を支える動機づけとは何かを自分にあてはめて理解してもらいました。そして「なぜ勉強するのかわからない」という生徒に対して,どのように対応するかを,教職を目指す先輩としてどのように返事をしたらよいかを考えてもらいました。

 

 

一部の学生のコメントを紹介します。

 

Aさん:ずっと真面目に頑張っていると、ふと「自分は何をしているのだろう」と感じることがありますよね。私も、何のために勉強しているのか疑問に思うことがありました。しかし今は、学校に行き、決められた勉強をすることに意味があると感じています。

勉強は単に頭がよくなるためにしているのではありません。継続する力、努力する力、諦めない力など、将来社会で生きていくために必要な力を身に着けるために行っていると考えます。一人で継続し、諦めずに努力し続けることは難しいです。友人と支え合い、先生に助けてもらうことで実現することができます。

ぜひ学校で友人と支え合い、先生に頼りながら継続する力、努力する力、諦めない力を身に着けてください。この力を身に着けることができれば、社会で活躍する将来が見えてくると思います。

 

 このような返事は,生徒に共感しながら学習動機を高めるような働きかけと言えそうです。返事をもらった生徒はどんな気持ちになるでしょうか。それも一緒に考えてもらいましたよ。