京都光華女子大学 こども教育学部 こども教育学科 ニュース 〈総合表現Ⅲ 対面授業をしました①〉

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こども教育の学び

〈総合表現Ⅲ 対面授業をしました①〉

総合表現の授業では、見ること、聴くこと、触ること、動くことを通して感じる心の動きを表現することを目指します。そのためにスモールステップを踏んでいきます。

まず、授業担当の3教員が、「声・音」「造形素材」「身体の動き」のそれぞれのワークショップを行いました。

「声・音」の探求:

円形に座り、一人ずつ手拍子を鳴らし数珠つなぎのようにつないでいきます。テンポをあげたり緩めたり、反対周りにするうちに、リズムのうねりができます。楽器を手にしても同じように数珠つなぎをしました。不思議な響きに浸りました。

「造形素材」の探求:

「手触り」を頼りに、素材を選び、貼り合わせると「手触りの散歩道」の出来上がりです。触ると、どんなオノマトペが思いうかぶでしょうか。

「身体表現」の探求:

ウォーミングアップからはじまり、全身を使ってのリズム打ちやグループごとにオノマトペを身体で表現する活動をしました。同じオノマトペでもいろいろな表現があり、受け止めや表現の仕方の違いに気づきました。また、ボディソックスを着用しての新しい動きの感覚を体験し、参観者も線と面で表される表現を楽しみました。

20人ずつ、3教室に分かれ、3時間をローテーションする形で体験した授業でした。
<学生の感想です>

「自分が考えた散歩道に沿って、オノマトペを作ることを初めて経験しました。子どもの自由な発想の中で散歩道を作ったらおもしろいものがたくさんできるのだろうと思いました」

「『音・声』は、どちらも目には見えないものですが、保育にはとても大切で必要なことだと思います。子どもたちの感情が動き、心に響く音や、子どもたちに伝わる声の大きさ、高さ、強弱がどのような声なのか、活動を通して感じたい」

「今まであまり考えたことがなかった視点で表現を体験できたので、表現することの面白さや、もっと柔軟に発想しても良いことに気づくことができました」

と書いてくれたように、新たな感性への気づきがあった時間でした。

 

次は、表現領域を組み合わせた表現作りへと進みます。


トーンチャイムの響きを聴こう

「手触り」を並べて貼って、散歩道を作ろう

ボディソックスを着て動くとどんな感じ?