京都光華女子大学 こども教育学部 こども教育学科 ニュース 〈保育実習Ⅱ・Ⅲ合同実習報告会をZoomにて行いました〉

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こども教育の学び

〈保育実習Ⅱ・Ⅲ合同実習報告会をZoomにて行いました〉

 

 実習中の心に残ったエピソードを、「私が見た(聞いた)子どもの姿」「私が考えたこと」「私が言ったこと、行ったこと」の観点でもう一度記録を整え、子どもの気持ち、私の気持ちを読み解く作業を重ねてきました。実習報告会ではグループでこれらを発表し、討議を行いました。事前にグループメンバーの記録も読み、質問、コメントを用意して臨みました。学科教員もグループに入って討議に参加しました。

学生の感想です。

「みんなも子どもへの声かけの工夫や関わりの持ち方で悩んでいることがわかり、自分だけじゃないと感じて少し気持ちが楽になりました」

「その時の子どもの考えや行動の意味を話しあいながら、新しい気づきがありました」

「濡れタオルを用意する、紙を使ってトンネルを作るなど、少しの工夫で子どもが気持ちよく楽しく過ごせるのだと知りました」

と、お互いの話を聞きながら考える時間であったことがわかります。

 

「話すタイミングが難しく、短くわかりやすく伝える努力をしました」

「一人ずつの討議に、一回は発言しようと積極的に参加しました」

と、協力的にZoomでの討議を行いました。

 

 全体会では、コメンテーターとして参加してくださった浦堂認定こども園の濱崎先生、愛光兜台こども園の龍澤先生・田中先生から、講評をいただきました。子どものアイデアを生かす保育の楽しさを示していただき、また実習での気づきを大切にしていきましょうとお勧めをいただきました。

 学科長の「教育・保育の仕事は〝判断″の連続だから、他者の意見を取り入れることが大切です」とのことばは、今回のグループ討議でまさに実感したことでしょう。

 2年間にわたり続いた実習の締めくくりとして、学生代表が謝辞を述べました。「これから真剣に進路を考えていきます」という決意は、大学生から社会人になろうとする転換点を印象付けました。

エピソードを読み解く3つの視点