京都光華女子大学 こども教育学部 こども教育学科 ニュース 高校生のための科学体験講座①~液状化現象の仕組み~

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高校生のための科学体験講座①~液状化現象の仕組み~

第1回科学体験講座の様子を紹介します。

 

科学体験講座は、高校生が科学に関心をもち、親しんでもらうことを目的としています。純粋な気持ちで「おもしろい!」「なぜ!?」と思ってもらえるような内容を目指して企画しています!

第1回目は、防災教育をテーマに液状化現象を再現する実験を行い、その仕組みについて学びました。まず、災害を引き起こす自然現象について確認し、その中でも真っ先に名前が挙がった地震を取り上げ、地震の仕組みや世界の地震分布などについて解説しました。

地震によって、津波が起こることは有名ですが、「液状化」という自然現象も起きることを伝えると、皆さん驚いていました。「名前は聞いたことがあるけれど、詳しい仕組みは分からない…気になる!」ということで、液状化現象を再現する実験を行いました!

液状化現象を再現するための準備として、砂が入っている水槽の中に水を入れ、しっかり混ぜた後、砂の上にビー玉を置いたり、砂の中に消しゴムを埋めたりしました。準備が整ったら、水槽を持って大きな揺れ(地震)を起こしました。すると、砂の表面が水で覆われ、ビー玉は砂の中に沈み、消しゴムは表面に出てきました。「すごい!」「おもしろい!」という嬉しい呟きがたくさん聞こえました。液状化現象によって生じるマンホールの浮上を消しゴムを使って再現することで、「本当にそうなるんだ…」と実感してもらえたようです。

その後、液状化現象が起きる仕組みについて考えました。さらに、京都市の液状化危険度分布図を紹介し、自分にできる防災についても考えました。その1つとして、自然現象について理解し、自分から情報を集めるなどの行動することが挙がりました。

 

最後に、「楽しく液状化現象について学ぶことができました」「知らなかったことを知ることができて嬉しかったです」といった感想を頂きました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました!

 

今回の科学体験教室が防災について考えるきっかけになってくれたらいいなと思います。

次回は7月23日(土)の開催を予定しています。テーマについては今後のブログ記事でお知らせしますので、ぜひチェックしてください。皆様のご参加を心よりお待ちしています!

実験の様子 振動させる(地震を起こす)前

実験の様子 振動させた(地震が起きた)後