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こども教育の学び

Takoyakiboy 幼大連携の試み

京都光華女子大学こども教育学科では、早期英語教育の専門家が幼稚園での英語指導に関わり、ネィティブ教員・担任の先生・保護者・専門家がチームとなってこどもの英語学習を支える試みをスタートしています。本年度より、月に一度幼稚園児が大学の保育実習室という施設を使っての指導を始めました。

4月より、Learning By Storytellingという絵本を使っての最先端の早期英語指導法で2人の経験豊富なネィティブの先生が教えています。最初のお話は「Takoyakiboy」というオリジナルストーリーです。

ネィティブの先生の豊かな表情やジェスチャー、それに楽しい絵本で子どもたちは日本語の助けを借りることなく、お話の内容理解をします。日本語に訳すことなく、頭の中で「strongって言ってる」「これって強いっていう意味やろか」と推測したり、前にこぶしをつきだしてfight!fight!fight!と言いながら一緒に体を動かしてみたりします。このようにお話を使って、思考したり身体性を使ったりする英語指導は子どもたちの記憶に長く残ります。

先日はStorytelling3回目のレッスンでした。

子どもたちは、4つか5つの少人数に分かれた後、各チームの先生方と7枚の絵カードをお話の順番に並べ、そのお話を英語で再話することに挑戦しました。2度の読み聞かせで頭の中に入った英語を自分の口で言ってみる活動です。

お話をそのまま言っても、自分の思い付いた英語で何か言ってみてもいいのです。お話を通して覚えた英語なので、単語も英語表現もみんな文脈を通して理解できています。また驚くほど上手にきれいな発音で英語が話せていました。東京から見学に来られた早期英語教育の専門家も驚いておられました。来週には、それぞれの登場人物になりきっての英語劇に挑戦します。

今後は広く大学生にも公開し、幼稚園児が英語を学ぶ姿をみて、今後どのように英語指導を行うべきかの理解を深めていきたいと思います。