京都光華女子大学 こども教育学部 こども教育学科 ニュース 七夕を題材とした授業④~図画工作Ⅰ

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七夕を題材とした授業④~図画工作Ⅰ

図画工作Ⅰは子どもの造形表現について、保育園・幼稚園・小学校で実際に行われている造形活動に取り組みながら学んでいく授業です。

 この授業では、2回にわたって七夕の活動を行いました。七夕でつくる活動といえばそう、七夕飾りです!

1回目の取り組みでは、折って切って広げて形を作る「切り紙」の基礎技法を学んでから、七夕飾りを作りました。貝がら、ちょうちん、天の川、笹の葉、ひし形飾りなど、折り紙を切っていろいろな飾りを作りました。一般的な切り紙技法は平面的なものが多いのですが、七夕飾りはひねって貼り合わせたり、切込みを広げて斜めに笹にかけたりと、立体的な作品ができるところが楽しいですね。それぞれの飾りの意味や由来についてもお話しました。

2回目の取り組みでは「流れ星短冊」を作りました。1回目の切り紙技法を応用して星を形作り、短冊をくっつけて、流れ星のようにして、こよりもつけて短冊にしました。「たなばたさま」の歌に「五色の短冊~♬」というフレーズがありますね。5つの色とその意味についても学びましたよ。「色の意味に合わせて書きたい~」と楽しみながら願い事を書いて飾りました。

 

学生の感想です。

・七夕飾りを作ることで小さいころを思い出し、懐かしく感じました。

・七夕飾りを通して、四季を感じることで感性が養われて、さらに自分が作ったものを飾ることで愛着が生まれると思いました。

・(ちょうちんを作って)細かいほうがきれいなのではないかと考えて細かく作ったけれど、うまく立たずにぺしゃんこにつぶれてしまいました。貝飾りは細かいほどきれいになるのではないかと考えました。

・七夕飾りなどの行事に関連する切り紙は、季節を大切にしてくれる役割があると考えました。

1回切りでできるものもたくさんあるので、小さな子でも楽しめると思いました。

・保育士になった際もまた作って子どもたちと楽しめたらいいなと思いました。

 

今回で七夕のリレー記事は終わりです。
4つの科目で取り組んだ体験をもとに、素敵な七夕行事ができる先生になれるといいですね✨

折って、切って…どんな形ができるかな?

ちょうちん飾りと貝がら飾り

流れ星短冊ができました☆彡

笹に結んで 願い事が天に届きますように