京都光華女子大学 こども教育学部 こども教育学科 ニュース 環境の授業紹介①~植物と触れ合う活動~

ニュース

こども教育の学び

環境の授業紹介①~植物と触れ合う活動~

幼児教育を対象とした環境の授業を紹介します。

この授業では、乳幼児を取り巻く様々な環境について学び、乳幼児の好奇心や探求心を引き出す方法について考えることをねらいとしています。

今回は、植物と触れ合う活動(観察や栽培)を通して幼児期に育みたいことをテーマとした授業を行いました。

 

まず、植物と触れ合う活動を通して、幼児に気付いてほしいことや感じてほしいことを自由にイメージしました。次に、植物の成長の様子や生命維持の仕組みといった植物の特性と、それらを小学校の生活科や理科で学ぶ児童の姿を紹介しました。葉や茎やツルといった、花という目立つ存在に隠れてしまいがちな部分が生命を維持するために活躍しており、それに驚いたり感動したりする学生がたくさんいました。

そして、公園に行って自然の良いところ見つけたり、大学で育てている花を観察したりする活動を行い、もう1度、植物と触れ合う活動を通して、幼児に気付いてほしいことや感じてほしいことについて考えました。

 

初めは、具体的に考えることができなかった学生も、活動後には「木の根っこの大きさや強さに気付いてほしい」「アサガオのツルはなぜくるくるしているのか、不思議に思ってほしい」など、具体的な幼児の姿を考えることができました。

 

植物に関する知識はもちろんのこと、生活科や理科との接続といった学びの見通しをもつことは、幼児期に育みたいことを具体的に考えることにつながり、保育者や教員にとって大切なことだと、多くの学生が実感してくれたようです。

大きな木の根から木の生命力を感じました!

実際に花に触れてみて、幼児に気付いてほしいことを考えました!