京都光華女子大学 こども教育学部 こども教育学科 ニュース 造形ゼミの活動紹介②~4年生卒業研究①マザーズバッグの制作

ニュース

こども教育の学び

造形ゼミの活動紹介②~4年生卒業研究①マザーズバッグの制作

造形ゼミ4年生の卒業研究を紹介します。

 

造形ゼミ4年生のIです。私はマザーズバッグを制作しました。マザーズバッグを制作するきっかけとなったのは親戚の育児を見たときです。移動する際、バッグのサイズと荷物の量があっておらず、少しの移動でも母親一人だとこんなにも苦労するのかと思いました。その現状を見て少しでも両親が移動しやすい大容量のバッグを作れたらと思ったのがきっかけです。

 

それからたくさんのマザーズバックを比較・調査し、実際に周りの子育てをする方たちにもマザーバックの重要視する点を聞き制作を行いました。アンケートを行う上で一番多かった声はポケットの多さです。マザーズバックは普通のバッグに比べて容量が大きいので、どこに何が入っているかパッとわからない。そんな声を多く聞きポケットを多く取り付けました。特に外側のポケットは出し入れが一番多い上に、すぐに必要なものを出し入れする機会も多いのでポケットの大きさを大きくする工夫をしました。また裏と表で大きさを変えるなど入れるものによってバッグを持つ方が入れ方を工夫できるようにあえて大きさが違う点も今回のポイントです。

 

 2つ目に意見が多かったのは持ち手の長さ、軽さ、バッグ自体が自立するという声です。たくさんのマザーズバッグを比較しましたが、持ち手が長いものは意外と少なく肩にかけるとジャストフィットする長さが多かったです。長さがぴったり過ぎると子どもを抱っこした状態で荷物を出し入れするには少し不便だという事に気づき、今回肩にかけても余裕ができるよう少し長めに作りました。

また、軽さを重視する声が多かったので生地にもこだわりました。例えば綿100%だと丈夫にはできますがバッグ自体が重くなってしまいます。そこでポリエステルなどの化学繊維の入った生地にすることでより軽くなり、洗濯・乾燥も簡単にできるため今回の制作では丈夫さ・軽さ・洗いやすさを考え、綿50%ポリエステル50%の生地で制作しました。しかし化学繊維は薄く、柔らかいため自立することが難しくなります。そこで中の生地も基本的なものよりも少し分厚いもの、かつ化学繊維で軽いものにするという工夫を行いました。

少しでも子育てに役に立てたらうれしいです!

持ち手の長さがポイントです!  

ポケットをたくさんつけました