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こども教育の学び

〈人権講演会に参加しました〉

 大学の行事である人権講演会に、「障害児保育・特別支援教育」の履修生のみんなで参加しました。声楽家の濱田直哉さんが盲導犬のエナ号、ピアニストの山鹿さんと登場し、朗々と演奏が始まりました。

 

日本歌曲、童謡と、たくさん歌ってくださいました。

「歌声に感動しました。とても広がりのある歌声で、また、お話されている声もすごく素敵でした。」「私たち教育・保育に関係がある、子どもの歌も取り上げて歌ってくださいました。よく知っている歌でも、声楽家の方が歌うと、歌の雰囲気が違って聴こえると感じました。」「歌を歌う際、小さい頃の思い出や景色についても説明してくださり、本当に見えていた景色が共有されるような気持ちになり、とても楽しかったです。」「伝えたい気持ちがまっすぐにとんできて、歌に迷いがまったくないのだと感じました。」と学生たちも歌の豊かさを味わっていました。

 

 

 講演では、見えていた幼少期時代のこと、思春期の苦悩、音楽の先生との出会い、教室移動がストレスフルだった大学生活のこと、一緒に大学卒業しよーな!と支えてくれた同級生のこと、盲導犬ユーザーになってからの生活の変化について、お話してくださいました。街で盲導犬を見たら、盲導犬には声をかけないで(盲導犬はお仕事中なので)、盲導犬ユーザーに声をかけて下さい、というメッセージがあったことを、このブログの読者にもお伝えしますね。

 最後に、じゃんけん大会をして、勝ち残った3名には、濱田さん演奏のCDプレゼントといったお楽しみがありました。

 

学生の感想を紹介します。

「印象に残っているのは、盲導犬をパートナーにして性格が明るくなったと話されていたことです。」「盲導犬とのコンビネーションが最強だなと感じました。」「濱田さんの言葉でとても心に残っているのは、『差別は、人を人と思わなくなったときにおこる』という言葉で、私もそうだと思いました。皆同じ人間だということを忘れず、相手の感情を想像しながら関わることを心がけます。」「濱田さんの歌とお話を聞いてとても楽しく素敵な気持ちになれました。歌を歌うときに私たちの一人ひとりを見て下さっているような気がして、歌い終わった後マイクスタンドを手探りで探す様子を不思議に思ったくらいでした。」

 

 たくさん歌を聴いて、そして人権について考える時間となりました。ありがとうございました。

たくさん歌ってくださいました

以前使っていた白杖です

濱田さんとじゃんけんしよう