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こども教育の学び

京都外国語大学との合同授業

体育・スポーツを学ぶ3年生・4年生のゼミで、京都外国語大学の授業「ユニバーサルスポーツ」に参加させていただきました。この授業は、障がいの有無や競技レベル、性別や体力にとらわれず、みんなで楽しくスポーツ活動をするための工夫を考える実技の授業です。 

 

指導いただいた京都外国語大学の中嶋先生は、障がい者スポーツ指導の有資格者で、実施種目の基本的なルールや身体の使い方、用具の操作方法などについて丁寧に教えてくださいました。 

 

今回は、車椅子バドミントンとシッティングバレーボールを体験しました。それぞれ、下肢の動きが制限されるため、素早い状況判断や上半身の安定した動きなどが求められます。車いすバドミントンは、サーブがなかなか入らず、さらにサーブを打った後に車いすを操作することは初めての体験で勝手がわからず、ほとんどラリーが続きませんでした。シッティングバレーボールでは、スパイクやチームでボールをつなぐ練習をして、最後は試合を体験しました。

 

参加した学生の声を紹介します。 

 

車椅子バドミントンは、プレー内容の動きと同時に車椅子の操作方法も考えなければならないので、とても頭を使うスポーツだなと感じました。競技用の車椅子は知識として、車輪がハ型についていたり、車椅子自体が軽かったりなど知っている部分もあったけれど、やはり実際に目にすることでより深い理解に繋がりました。障がい者スポーツと呼ばれるものが障がい等に関係なく、一つの競技として多くの人が楽しめるものになれば良いなと思いました。

 

シッティングバレーボールでは腕を器用に使って体全体をボールの方へ動かすことがとても大変で、次の日は使った片方のお尻が筋肉痛になっていました。普段の生活で自分の体を腕だけで動かすことがないため苦戦しました。また、コート内を動いてレシーブ・トス・スパイクとボールをつなげることは、実際に体験してみて、とても凄い技術だと感じました。

 

障害者スポーツをあまり見たことがなく、もちろん経験したこともなかったので、すごく新鮮でした。実際にシッティングバレーボールと車椅子バドミントンをしてみて、上半身だけを使っての競技はすごく難しかったです。中学生の時にテニスをしていたのでバドミントンはいけるかもと思っていたのですが、なかなか安定して打つことができませんでした。上半身だけの難しさと下半身が持つ力について学ぶことができました。また、障がいの有無に関わらず、様々な人と繋がれるスポーツの素晴らしさを同時に学びました。

車いすバドミントン1

車いすバドミントン2

シッティングバレーボール スパイクの練習

シッティングバレーボール 試合の体験