京都光華女子大学 こども教育学部 こども教育学科 ニュース 授業紹介「保育内容研究」①フレーベルの恩物

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こども教育の学び

授業紹介「保育内容研究」①フレーベルの恩物

4年生の授業です。数回かけて、幼児教育、保育の歴史を学んでいきます。その一回目には、F.フレーベルが世界で初めて開設した幼稚園での保育内容と、日本への導入について学びました。遊戯、お絵かき、生活体験、園庭遊びといった活動は、180年もたった今日の保育にまで受け継がれています。 

フレーベルが創作した「恩物」を使ってグループごとに活動しました。「恩物」は物の形と原理を、体験を通して知るもので、今日の積み木遊びの原型です。幼児が遊ぶ恩物は、立方体から、直方体、三角柱が加わり、色板、棒、環、粒、で平面構成遊びのできる細かなものへと至ります。グループで作った形を、皆で展覧しました。 

「就職試験の勉強で、名前は知っていたが、歴史のつながりがわかった」「恩物の種類を見て、自由に作ることができると思った」と感想を記していました。 

次回は、京都市学校歴史博物館へ見学に行きます。 

第三恩物は立方体から成ります

第五恩物は三角柱が加わります

面、直線、曲線、点を表す第七~十恩物です