本学のこども教育学科では2022年度より「認定絵本士」が取得できるようになりました。この資格は国立青少年教育振興機構の認定する資格で、規定の科目において、絵本の知識・読み聞かせの技能・絵本の世界をわかりやすく伝えられる感性について学んだ人に認められる資格です。本学では昨年この科目を学んだ学生たち37名がこの資格を取得しました。その中の3名が、10月7日（土）に図書館のイベント「絵本で知る世界の国々－ことば・ひと・つながり－」において読み聞かせの活動を行いました。

読み聞かせを担当した3名は、それぞれが事前に0～2歳児、3・4歳児、5歳児～小学校低学年を対象としたお気に入りの絵本を選んで読む練習を重ね、「どんな子どもたちが来てくれるかな」とドキドキしながら、また、楽しみに当日を迎えました。

読み聞かせをした学生から次のような感想が寄せられました。

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図書館の企画で、絵本の読み聞かせをさせて頂きました。実習で子ども達に絵本を読むことはありましたが、大人の方を含めた読み聞かせは初めてだったので、とても良い経験になりました。

子どもだけでなく大人の方にも絵本の読み聞かせを楽しんでもらいたい、という想いから、読み方を工夫したり問い掛けてみたりといった方法で、皆様を絵本の世界へお連れすることが出来たのではないかなと思います。自分自身も、実習や公務員試験対策など、今までの経験を活かして行うことが出来ました。そして、自信となりこれからも絵本を追求し、好きになりたいと思います。認定絵本士という資格を活かして、子どもたちのみならず多くの人に絵本の良さを知ってもらいたいと思いました。

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今回のイベントでは、対象年齢やイベントに参加してくれる子どもたちの好みが分からないという今までにない状況での読み聞かせであり、始まる前は不安がありました。しかし、子どもたちを絨毯に集め、コミュニケーションをとり、短い時間であってもこの出会い、この場を大切にしたいという思いがありました。実際に読み聞かせをしている中では、子どもたちを笑顔にする絵本やストーリー性のある絵本など用意していた絵本は様々でしたが、それぞれの絵本の良さを伝えることができ、とても良い経験ができたと感じています。また、子どもたちの様子を見て読み聞かせをする絵本を選ぶという今までにない環境の中で臨機応変に対応する力が身についたと感じました。保育の現場において、臨機応変に対応する力は大いに求められる力です。実習や授業以外で読み聞かせをしたのは初めてでしたが、自分自身が納得のいく読み聞かせができたこと、イベントを無事に終えることができたことをとても嬉しく思います。絵本の良いところをこれからも子どもたちと関わる中で伝えていきたい。そして、これからもたくさんの絵本と出会い、絵本の内容や絵本ならではの良さを深め、感じていきたいと思います。今回のイベントでの経験は必ず将来役立つものになります。この経験を忘れず、これからも成長していきたいと思っています。

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今後も認定絵本士資格取得に向けて学んだことを生かして、絵本にかかわる活動を広げていってほしいと願っています。