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こども教育の学び

授業紹介〈総合表現Ⅰ〉①

 子どもたちの音楽・言葉の領域に着目して取り組む授業です。前半部分では、声を発することへ意識を向ける内容として、ヴォイス・アンサンブル‟野菜の気持ち”を題材に取り組みました。これは、ピーナッツ・バナナ・キャベツ・しいたけ・ポンカン・たけのこ・まつたけ、といった野菜の名前をひたすらに言い続けることによって立ち上がってくるリズムを楽しむものです。幼い頃に、同じ言葉を繰り返し言い、楽しんだことがある人もいるでしょう?!コロナ禍ではこのような活動を行うことは遠慮していましたが、4年ぶりにしてみました。

 各グループではこつこつとリズムをとることから始め、4拍子のビートに載せていきます。リズムの書かれた楽譜はあるのですが、「暗譜で発表会をする!」という目標に向けて、懸命な取り組みが続きました。体の動きをつけ、フォーメーションを変化させていくと、意外なほどに言葉のリズムが身について、暗譜をすることができました。自分の声と、合いの手のように聞こえてくる他のメンバーの声を楽しみました。

 さて、この活動には続きがあります。替え歌にしたのです。各グループでは、動物、色、国の名前、温泉、文房具、保育士の労働環境、ハローウイーンの仲間、に関する言葉に変えて、ヴォイス・アンサンブルのバージョンアップ版に取り組みました。「なんでも歌えますよ!」とばかりに、替え歌版の発表会も行いました。

 こういった活動は、メンバーが仲良くなれて良いですね。

発表会直前まで懸命に練習!

笑顔のグループ発表会