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授業紹介〈総合表現Ⅰ〉②

 ヴォイス・アンサンブルではじけた後、後半部分は、しっとりとした活動です。音の響きを味わうことを目指して、トーンチャイム奏、ハンドベル奏をしました。ディズニーの曲、クリスマスの曲、日本のわらべうたのメロディーで、ハーモニーを作り出すことに取り組みました。

 「落ち着きをもって、一つ一つの音を聴こうとする心もちに気づきました」「天使が出てきそうな柔らかさで鳴らしてみました」「余韻を待つことで響きが出ることを意識しました」「優しい音の空間に包み込まれているような気分になりました」と、楽器の音色を味わったようでした。真冬の冷たい空気をも包む響きに癒されたような気分になりました。

 ところで、トーンチャイムからハンドベルへ、ハンドベルからトーンチャイムへ楽器を持ち替えてみると、発音の仕方、音の伝わり方、音の減衰の仕方が異なることにも気づきました。すると、演奏するテンポや、音を止める所作も変わります。「オルゴールのように連なる響き」のハンドベルと、「体の奥深くに染みていく」トーンチャイムの発表を味わいました。

長い響きのトーンチャイム

軽快な響きのハンドベル