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新入生研修へ行ってきました

4月12日、うららかな春の日差しの中、こども教育学科の1年生は、姫路市にある日本玩具博物館へ行って来ました。日本玩具博物館は、井上館長が失われゆく子どもの文化財を、後世に伝えたいと全国を歩いて集められた郷土玩具や近代玩具、世界160ヶ国の玩具と人形など約9万点の資料が収蔵されている博物館です。

最初に、館長さんから博物館についてのお話を伺いました。実際に、音がなる〈鳴りこま〉を回していただき、〈仕掛けこま〉の中から小さなこまが飛び出してきた時には、「わ~!すごい」と歓声があがりました。

館内には、学生たちも見たことがあるおもちゃなども展示されていて、「これ、知っている!」と、じっくり見たり、ビー玉等を転がすクーゲルバーン、知恵の輪など、実際に触れて遊べる玩具には、「おもしろい!」と、夢中になって遊んでいました。

季節柄(4/14日まで)、ひな人形とままごと遊びの展示もありました。歴史を感じる重厚で美しい段飾りでしたね。

170年前の子どもが遊んでいた「からくり屏風」の作り方を教えていただきました。紙の重ね方にコツがあるのですが、学生たちは「こうかな?」と友達と教え合いながら、楽しそうに作っていましたよ。

完成したからくり屏風を手のひらに載せ「パン!」と叩き、屏風を広げると絵が現れたり消えたりする不思議で面白いおもちゃでした。

時代は違っても、玩具の楽しさは一緒のようです。玩具と遊びについて考える機会となりました。

行き帰りの観光バスの中では、上級生(3年生)による学校教育コース・幼児教育コースの紹介&学科の先生紹介、更に、実習についての体験談や、1年生の質問に答えるコーナーなどもあり、和やかな雰囲気に包まれていました。先輩たちの話に、これから始まる大学生活に安心感と期待を持ち、更に、この研修で友達の輪が広がりましたね。

この日のために準備をして、一緒に行動をしてくれた3年生の皆さん、ありがとうございました!

時代別に並んだ懐かしい玩具が展示されています

〈からくり屏風作り〉にチャレンジ!