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ある日のこども教育学科N0.13

【授業参観・研究協議会参加】

光華学園の研究会に2回生(学校教育コース)が参加しました。

光華小学校と光華高校の国語の授業を参観し,研究協議会に参加しました。

 

【学生の感想①】

 小学校2年生,国語の授業を参観させていただきました。音読をする時や話を聞く時の姿勢など,先生に言われなくてもきちんとできていました。日頃からの指導の様子が児童の姿から感じられました。授業では,発言のポイントとなる「つなぎ言葉」などが教室に掲示されており,児童への支援であると思いました。どの子も分かりやすい文を作れていて,文章構成の基礎となるとても良い支援だと思いました。

 

【学生の感想②】

 すべての児童がとても元気よく教科書を読んでいて,児童の国語に対するやる気の姿勢がすごく伝わってきました。グループでの学習場面について,時間が足りなかったら活動時間を1~2分伸ばす場合がよくありますが,今日参観させていただいた授業ではそれがなく,しっかりと活動時間を区切ってメリハリのある授業でした。普段から時間にこだわり,メリハリのあるクラスなのだろうと思いました。私もメリハリのある授業ができるようになりたいと思いました。

【学生の感想③】

 説明文の授業を参観させていただきました。学級文庫の棚の上には,学習内容に関係する科学読み物がたくさん展示してありました。自然に児童の探求心をかきたてる先生の工だと感じました。教室環境づくりは作品の展示だけではなく,いろいろな意図的工夫があるのだと思いました。

【学生の感想④】

 特進クラス(プリムラコース)の授業は,高校2年生とは思えないくらいレベルの高い授業でした。「源氏物語」の現代語訳をいくつも読み比べ,違いを見つけるだけでなく自分の考えを出し合いながら研究する授業内容に驚きました。グループワークの様子を参観して次のようなことを特に感じました。それは,テーマに沿って話し合い,整理し,全体で交流するという活動は,生徒一人ひとりの自主性を育成することに繋がっている。ということです。先生が,細かく支援しなくても生徒中心に進んでいく授業に感動しました。

【学生の感想⑤】

 自分は古典が苦手だったので,私学の特進クラスの授業に興味があり,授業コーディネートの視点と特進クラスのレベルの高い授業とはどのようなものなのか。という2つの視点で授業を参観させていただきました。まず,自分自身が持っている古典の授業イメージは,古文単語や文法を覚えてひたすら現代語訳し,テストを受ける。というものでした。しかし,参観させていただいた授業は,生徒が調べてみたくなるような課題が設定されており,登場人物の心情や時代背景などが重視される授業内容でした。また,特徴的な学習活動としてジグソーによるグループ学習と全体交流が設定されていました。グループ学習では,それぞれのグループが担当するテーマに沿って一人一役,全員が責任を持って調べ,発表内容を整理していました。さらに,全体交流ではそれぞれのグループから提示された内容を比較・分類・整理することで「なるほど。」という発見が生まれていることに驚きました。授業参観を通して,レベルの高い授業は先生の深い教材研究としっかりとした基礎・基本が生徒に身についていることが必要だと感じました。レベルを高くするために日頃からどのような指導の工夫がなされているのかさらに知りたくなりました。

 

 

国語の授業参観

研究協議会への参加

研究協議会の様子

研究協議会の様子

研究協議会の様子