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こども教育の学び

施設実習報告会を行いました

 保育士資格を得るためには、保育所だけではなく、児童福祉施設や障害者支援施設での実習を行うことが必要です。

 幼児教育コース1期生は、3年生になる前の春休みに、障害児または障害者が利用されている施設において10日間の保育実習を行いました。実習に行く前は、障害のある子どもや大人との関わりに不安がある学生が多くいたのですが、実習から帰ってくると、「楽しかった」、「たくさんの学びがあった」と、多くの学生が充実した実習期間を過ごせたようです。

 施設実習報告会は、学生とこども教育学科全教員が参加し、実習での学びの共有化を図りました。9つのグループに分かれて、お互いの実習施設の様子や利用児・者との心に残ったエピソードを報告し合い、その後、「施設実習での学びを乳幼児の保育にどう活かすのか」というテーマでディスカッションを行いました。そして、最後に、各グループの学びを全体会で発表しました。

 障害のある子どもや大人との関わりから、「一人ひとりと向き合うことの大切さ」、「コミュニケーションは言葉だけではないこと」など、今後、保育者として子どもたちに接するうえで大切な気づきを体験的に得たことは、どの学生にも共通していることがわかりました。

 この学びを次の実習にどう活かしていくのか、3年生の幼稚園教育実習および保育実習Ⅱ・Ⅲでのさらなる成長が楽しみです。