こども教育学科２年生は、６月に１週間、初めての現場実習である「幼稚園観察実習」に向かいます。本学では、幼稚園教諭・保育士を目指す『幼児教育コース』の学生だけでなく、小学校の先生を目指す『学校教育コース』の学生もこの実習に参加します。それは幼児教育がはじまりであるとともに、大切な根っこの部分、すなわち教育の基盤になると考えているからです。

　実習の事前指導の一環として、併設の光華幼稚園副園長　西野夕子先生をお招きし、「先生」という仕事の魅力と責任、実習生として求められる姿勢・態度についてお話しいただきました。西野先生のお話を通して、実習へ行く不安を大いに抱えていた学生も、子どもたちと過ごす日々を具体的にイメージすることによって、実習を楽しみに臨む気持ちがふくらんできたようすです。

　例えば、子どもたちが大好きな絵本の読み聞かせ。西野先生はお話の中で、実際に絵本の読み聞かせをしてくださいました。学生は、子どもの発達に応じた絵本の選び方や読み聞かせの仕方を実体験することで、子どもたちにさまざまな世界を体験させてあげられる絵本の世界に引き込まれつつ、「先生」という仕事の素晴らしさ、魅力を再認識したようです。

　西野先生、貴重な機会を本当にありがとうございました。

　実習に向けて、学生を支援することができるよう、われわれ教員も頑張ります！