2026.07.15 教員記事

歯科衛生士の国際学会ISDH2026に参加してきました

令和8年7月9日から11日にかけて、イタリア・ミラノで開催されたISDH(International Symposium on Dental Hygiene:国際歯科衛生シンポジウム)に参加してきました。

ISDHは、IFDH(International Federation of Dental Hygienists:国際歯科衛生士連盟)が2年ごとに開催する国際的な学会です。会場には世界各国から歯科衛生士や教育者、研究者が集まり、歯科衛生士の教育や仕事、地域での活動などについて、さまざまな発表が行われました。

今回、特に印象に残ったのは、歯科衛生士教育についてのセッションです。欧米の歯科衛生士や教育者からは、学生が学校や歯科医院の中だけで学ぶのではなく、もっと地域の中に入り、実際に地域で暮らす方々と関わりながら学ぶことが大切だという話が多く聞かれました。地域には、子どもから高齢者まで、さまざまな年代や生活背景を持つ方がいます。そのような方々と接することで、口の健康だけでなく、生活全体や全身の健康について考える力も身につきます。これからの歯科衛生士には、地域の中で人々の健康を支える力がますます求められていると感じました。

本学では、併設の学校での実習だけでなく、歯科医療機関や病院、高齢者施設、障害者施設、地域での健康教育活動など、さまざまな場所で実習を行っています。学生は実際に地域の方々と関わりながら、歯科衛生士として必要な知識や技術、コミュニケーション力を学んでいます。

学会で話されていた「地域の中で学ぶことの大切さ」は、本学がこれまで大切にしてきた教育とも重なるものでした。さまざまな場所で多くの人と出会い、実践的に学べることは、本学の大きな特色の一つです。

また、会場では、世界各国の歯科衛生士の仕事や教育の違いを知ることができました。国によって歯科衛生士が行う仕事の内容は少しずつ異なりますが、人々の健康を支えたいという思いは共通しています。

今回の学会で学んだことを、これからの授業や実習に生かし、学生の皆さんにも伝えていきたいと思います。

一覧に戻る