健康科学部 健康栄養学科 管理栄養士専攻 /健康スポーツ栄養専攻 ニュース 【健康スポーツ栄養専攻】教育実習(保健体育)の報告

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【健康スポーツ栄養専攻】教育実習(保健体育)の報告

 今年度の健康スポーツ栄養専攻では、11人の4年生が中学校・高等学校の保健体育科教員免許の取得を目指しています。5月から6月にかけて、教職課程の集大成とも言うべき教育実習が行われました。この記事では、中学校で3週間の実習を行った私のゼミ生の様子を紹介します。

1年生のマット運動の研究授業を行った学生は、開脚前転、開脚後転、Y字バランスなどの多彩な技を、自ら見本の動作を示しながら熱心に指導していました。隣では男子が授業をしていてガヤガヤと騒がしい中でも、しっかりと声を出し、教師らしい振る舞いができていました。

別の中学校で陸上競技(リレー)の研究授業を行った学生は、小型ホワイトボードを使いながら丁寧に説明し、練習へと繋げていました。身体能力の差が広がる2年生の男女混合クラスという難しさもあったと思うのですが、生徒はスムーズなバトンパスを習得していて、指導の成果が伺えました。

 現在の学校教育では、保健体育科においても「主体的・対話的で深い学び」が求められています。中でも、一人一台のタブレットが配備されたことで、動作を動画で撮影して分析するなど、ICTを活用した授業スタイルがいずれの実習校でも積極的に取り入れられていました。

教育実習では体育実技の指導はもちろんのこと、保健や道徳の授業、ホームルームへの参加、部活動の指導、学校行事の運営など、教員が担う多様な職務を経験します。このことからもわかるように、体育教師はスポーツ指導者という一面のみにとどまらず、様々な角度から生徒の成長・人格形成に関わっていくことができる職業です。それこそが教師という仕事の魅力、面白さではないでしょうか。

(文責:西川潤)

マット運動の研究授業 マット運動の研究授業

陸上競技(リレー)の研究授業 陸上競技(リレー)の研究授業