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教育実習の振り返り(保健体育)

保健体育の教育実習を終えた健康スポーツ栄養専攻の4年生に、実習の様子について振り返ってもらいました。充実した3週間を過ごすことができたようですね。保体教員志望の方は是非参考にしてください。

 

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私は母校の中学校で教育実習を行いました。体育の授業では主に1年生のマット運動を担当しました。授業をする上で大事だと感じたのは、まずは声量、そして説明の仕方でした。例えば、「マットを出して」という指示だけではどこに置けばいいか分からず、生徒を困らせてしまいます。だからといって説明が丁寧すぎても、練習時間が削られ、生徒の自主性が育ちにくくなります。できるだけ生徒自身で考えながら動けるような説明が大切だということがわかりました。最終日まで新たな課題の発見の連続でしたが、それだけ成長できる部分があるということに気が付きました。

担当クラスでは道徳の授業も担当しました。体育では動作や見本を示すことができますが、道徳はほとんど言葉のみで進めていかないといけないという難しさがありました。それでも、生徒が理解しようとしてくれて、発表も積極的にしてくれたことで、生徒に頼ることも大切なのだと感じました。

3週目からは朝礼や終礼も任されました。体育の授業とは比較にならないほど緊張しました()。それでも、授業を重ねて生徒と話しやすくなっていたことで、無事にやり切ることができました。

最終日の学級活動の時間には、班対抗形式で絵のお題当てゲームに取り組みました。盛り上げることができて、達成感がありました。生徒は「もっとやりたい」と言ってくれて、今までほとんど話す場面のなかった生徒とも話せる良い機会になりました。

実習中には自分の思うように授業が進まないと感じたこともありましたが、生徒からは「楽しかった」という言葉をもらい、自信を持つことができました。それ以外にも、生徒との関わりから元気をもらえることが多かったです。教師という仕事のやりがいを感じる3週間になりました。

実習を終えてからは何事にも緊張しなくなり、知識だけではなく心の成長も感じました。そして、生徒の成長を3年間通して見てみたいと思い、「教師になりたい」という気持ちがさらに強くなりました!