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学生の活動

天までとどけ

健康栄養学科の1年生を対象とした「基礎ゼミ」では、基礎的な学修能力を身につけるだけでなく、学生同士や学生と教員の信頼関係を深め、ともに自らの将来について考えていくことで、大学での学びがより充実したものとなるよう、管理栄養士専攻と健康スポーツ栄養専攻の両専攻で共通したプログラムを行っています。

第3回目の授業では、「ペーパータワー」を題材として取り上げました。ペーパータワーは、グループに分かれて与えられた紙を使ってできるだけ高い塔を作るというゲームです。一見非常に単純そうなゲームですが、グループで決めた作戦を基に役割分担してうまく作業を進めないと時間内に高いタワーは作れません。
実は、このゲームの根底にはファシリテーションという考え方があります。ファシリテーションとは、話し合いやグループワークなどの場で、参加者の発言や行動を促したり、話の流れを整理しまとめたり、参加者の認識が一致していることを確認したりするように介入し、合意形成や相互理解をサポートすることによって、グループや参加者の活性化して協働を「促進させる取り組みです。
今回は、はじめに「お互いの意見を否定せず尊重し合う」というルールづけをして10分間の作戦タイムを経た後、10分間でタワーを作成しました。分業して効率よく作業を進めたり、手が届かなくなったら肩ぐるまをして紙を積み上げたりと、うまく協力できているグループもあれば、作戦がまとまらずなかなか手が進まないグループも見られました。

悪戦苦闘した結果、最も高かったタワーはなんと2メートル30センチにも達しました!
入学して間もない新入生たちですが、このような取り組みの中で新たな信頼関係を築いたり、グループで協力して物事を進めることの素晴らしさを感じ取ってくれたらと思います。

(健康栄養学科・中井 聖)

作戦タイム。試行錯誤して試作中。

作成スタート!どんどん積み上げていきます…。

もう手が届かない…。

最後はみんなで記念撮影。