食は人間を含む生物の健康に大きく影響し、食の品質を考えて食材・食品を購入・消費することは重要となります。良い品質の食品が社会に普及し、多くの消費者が摂食することにより、多くの人々の健康増進につながります。

2022年度は、「きょうと府内定着等推進事業」の「企業連携PBL」に、事業名「調理プロセスのSNS発信による健康増進と食のQOL向上」で採択され、株式会社山田製油（以下、同社）と連携して取り組んでいます。同社は、無化調・無添加で手間暇かけてごま油、練りごま、炒りごまなどの製品を製造・販売されています。学生は教員と話し合いながら、ホームユーステストの観点で、同社の商品を使って調理・試食し、そのプロセスを記録・SNS発信を通じて、商品の良さや価値を検証・考察しています。また、発信したSNS情報へのアクセス数の確認を通じて、調理プロセスのコンテンツの制作方法や情報発信の仕方も工夫しています。2022年12月より、Instagramを使って、yamadaseiyuで調理の画像をアップしています。ぜひご参照ください。

学生は、この取組のために、同社の食材である胡麻の歴史、栄養素、レシピ、生産地など、多様な観点で学んでいます。また、同社の沿革、企業理念、事業、社長のyoutube動画など、同社そのものも学んでいます。健康食品を使った調理のSNS発信を通じて、食材そのものの知識や企業経営など、多様な方面での学びを深めて頂ければと思います。

（文責：酒井浩二）