京都光華女子大学 人間健康学群 ニュース 人間健康学群での進路形成の1つ:研究職

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人間健康学群での学習・生活

人間健康学群での進路形成の1つ:研究職

人間健康学群の進路形成として、医療事務(記事)、健康増進産業(ヘルスケア産業)(記事)、公務員(記事)など、可能性として多様な就職先があります。上記以外の1つとして、「研究職」のお仕事も進路形成の1つと考えています。

人間健康学群は、1学年の定員が12名と非常に少人数で、専任教員が7名です(記事)。そのため、教員から密な研究指導が受けられます。また、7名の専任教員は、栄養学、健康科学、心理学、社会福祉学、社会学など多様な専門領域の研究者のため、健康に関して複合的な指導を受けられます。実は、研究を進めていくうえで、1つの専門領域だけでなく複数の専門領域の観点でとらえることは大変重要です。人間健康学群では、こうした学際的な研究指導を少人数制で受けやすい研究環境です。

なお、私はこれまで指導した卒業研究のうち、優秀な卒業論文のいくつかは、執筆した4年生の許諾を得て論文や学会で発表しています。以下リストのうち、下線の方々が卒業論文を執筆した卒業生です。みなさんは研究職でなく民間企業等に就職の進路形成でしたが、研究能力が十分に発揮された卒業論文を執筆されました。

研究能力は、研究職でなく民間企業等に就職の場合も仕事を進めていくうえで重要な能力になります。人間健康学群で、ぜひ多様な専門領域の専任教員の指導を受けて、研究能力を高めて進路形成頂きたいと考えています。

文責:酒井浩二

学術論文(査読あり)
酒井浩二・川畑綾香・山本嘉一郎 2006 AHPによるネイルカラーのよい印象の評価日本色彩学会誌, vol.30, pp.77-84
酒井浩二・仲野理恵子・山本嘉一郎 2006 AHPによる飲食店Webサイトの視覚デザイン評価.感性工学研究論文集, vol.6, pp.73-78
酒井浩二・藤井愛弓 2007 計数課題における大きさの均等性と対称性の効果.心理学研究, vol.78, pp.140-147

学会発表
酒井浩二・大草史子 2004 テレビゲームの熱中感に関する実験的検討.日本認知心理学会第2回大会発表論文集, p.81
酒井浩二・宮田希実子 2005 携帯メールに見られる擬音語・擬態語の利用状況に関する調査.日本認知心理学会第3回大会発表論文集, p.76
酒井浩二・岸良直美 2005  シチュエーション別のメディアの使い分けに関する調査.日本心理学会第69回大会発表論文集, p.258
酒井浩二・能勢文香 2007 AHPによるペットボトルの形状デザイン評価.第9回日本感性工学会大会予稿集
酒井浩二、日下純那 2022 ブルーライトカットメガネの利用による目の疲労と睡眠行動の変容.第19回日本ヘルスプロモーション学会・第11回日本産業看護学会 合同学術大会/集会 プログラム・抄録集、p.73