京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 ニュース 第7~11回「アクティブライティング」“伝わるように伝える”ライティングに取り組みました

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第7~11回「アクティブライティング」“伝わるように伝える”ライティングに取り組みました

社会に出てすぐ必要となることは、「ものごと」「できごと」をわかりやすい言葉で客観的に表現しながら、言いたいことをうまく伝えることです。それを実践的に身につけるために、ちょうど開催された光華の学園祭「あかね祭」の模様を、進学先を検討している高校の後輩たちに伝える、という課題に取り組みました。

後輩たちに冷静に進学先を検討してもらうために、「いいよ」「おもしろいよ」などの個人的な感想を入れずに、「事実に即して」「客観的に」、そして相手に「伝わるように伝える」ライティングを目指しました。そのために必要なことは「足と心を動かして情報を得ること」。受講生は「あかね祭」を駆けめぐって、情報たっぷり、そして個性豊かな文章にまとめました。

以下は、受講生たちの文章の一部を抽出し、テーマ別にまとめたものです。光華の「あかね祭」これを読むと、とてもよく分かります!ぜひ、どうぞ。


**********  「あかね祭」を伝える ~アクティブライティング~  **********

「地域と・・・」

近くに住む地域の人や小さな子ども、さらにそのお母さん世代や卒業生、高校生など幅広い世代が集まり、年に一度の学園祭を盛り上げました。

今日は友達や家族と一緒に来ている人たちが目立ちました。小さい子どもも、スープを飲んで「おいしい!」とうれしそうに言っていました。

また、のど自慢大会なども開催されており、とても盛り上がっていました。学生同士はもちろん、地域の人ともコミュニケーションがとれるすてきな空間でした!

他の大学に比べると小規模ですが、地域の人や子どもたちも一緒に楽しめるように休憩場所がたくさんあったり、スーパーボールすくいなどをして遊べる場所があったりといろいろな工夫がされていました。

いろいろなお店が並び、小さい子どもからお年寄りまで、たくさんの人でワイワイとしていました。お客さんも販売している学生もみんなが笑顔で、光華にいる全員でいい雰囲気を作り上げていました。(中略)会場はみんなが一体となり、会場にいるすべての人で作り上げられていました。光華の学園祭は、地域とのつながりも見える温かみのある学園祭でした。


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「実行委員や模擬店の学生たち」

実行委員34人が作り上げてきたものが、笑顔に変わる瞬間を私は見ました。そのような楽しい一面を盛り上げてくれている実行委員が、ゴミ集めをしたり、懸命に声かけしている姿などの細かい行動が、あかね祭成功につながっていることが伝わってきました。

模擬店でマンドゥスープを販売していた学生に、取材に協力してもらいました。彼女は「せっかく足を運んでくれる地域の人や家族連れ、友達に満足して楽しんでもらえるような学園祭にしたい。もちろん、スープに愛情も込めてありますよ!」と話していました。

このように、自分たちが自分たちの大学内だけで楽しむのではなく、来てくださるお客さんのことを常に考えているところが見えてくる、そんな学園祭が光華流なのです。


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「みどころ」

仮装して楽しんでいる人や、小さい子ども、家族、意外にも男の子もたくさんいました。このようなイベントでしかできないことや、イベントがあるからこそたくさんの出会いが生まれるので、みんな楽しんでいました。

私が印象的だったのは、警備員さんもとても笑顔だったことです。それを見て私自身も笑顔になりました。見渡すとお客さん、スタッフも。笑顔であふれるあかね祭。とても盛り上がっていました。

あかね祭ではたくさんの種類の模擬店があり、いい匂いにあふれていました。(中略)学生だけではなく、子どもからお年寄りまで幅広い世代の人が来場し、模擬店のたくさんの食べ物で空腹を満たしていました。

京都光華女子大学の学園祭の門をくぐると、たくさんの人の笑い声と音楽が聞こえてきました。(中略)おもしろい司会に爆笑コント、激しいダンスなど、たくさんの笑い声と拍手で今日一番盛り上がっていました。

光華女子学園前のバス停でバスを降りると、ノリノリの音楽が風とともに聞こえてきました。(中略)舞台のすぐ前に立ち、一緒に踊っておられる一般の人もいました。このように、京都光華女子大学の学園祭である「あかね祭」は、ステージを中心に盛り上がっていました。

キャンパスに入って目にしたのは、たくさんの模擬店。みたらし団子に焼き鳥に焼きそばと、たくさんの種類の模擬店がありました。(中略)模擬店には食べ物だけでなく、アクセサリーを売っているお店もありました。ピアス、イヤリング、ネックレスとすべて手作りのもので、ピアスはイヤリングに変更することもできました。全体的にどのお店も300円程度なので、たくさんの種類を楽しめます。

オープニングでは、今日まで準備や企画を考えてガンバってきた実行委員のみんなが司会を始め、スタートです。そして、からくれないの人たちが踊り始めます。からくれないの人たちは、今日まで練習をしたのが伝わるほどよさこいのような和が伝わる迫力のある踊りで、小さい子どもから大人までみんなが見ていて応援していました。


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「出会い」

光華の学園祭の最大の魅力は、女子大なのに男の人が4割ほどいることです。「女子大やから出会いない~」と困っている人、安心してください。逆に女子大に自分の彼氏を連れてきたい人も安心してください。

光華の学園祭は、たくさんの人との輪が広がります。(中略) 彼氏とデートに来ている人もいれば、彼氏探しをしている人もいます。もちろん男友達とも遊びに来れます。このような幅広い観点で楽しめる学園祭だからこそ、友達との輪が広がり、知らない人ともたくさん触れ合うことができます。みなさん、いろんな輪を広げてみましょう。

女子大なので出会いがない!と不安になっている人もいるかもしれませんが、ここで運命的な出会いがあるかもしれませんし、彼氏がいる人も一緒に楽しんでいただけます。


「楽しみ方」

いかにあかね祭を楽しもうという気持ち、思いがあるかによって印象は変わります。

お笑いライブも全力で楽しもうという気持ちがあるととても楽しそうで、みんなキラキラしていて盛り上がっていました。楽しんでいた人たちは、みんな笑顔で帰って行きました。

あかね祭は全力で楽しむと、笑顔で帰ることができます。


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「改善点」

「吉本お笑いライブ」が始まってから人が集まり出したあたりでは、親から離れて遊んでいる子どもも中にはいましたが、時間的に外は暗くなり始めていたので視界が悪くなり、子連れの人たちは子どもから目を離さないように注意していました(これらを踏まえると、大学の学園祭には親子で楽しめる場所が必要になります)。

友達が門で見ていて、通行人が中をのぞいて素通りしていく人が多かったと言っていました。それはパンフレットを学内で配布し、学内に入らないと中で何をしているのかが分からないので、前の道を歩いていて中を気にはしますがそのまま素通りする人が多く、少しの人数しか入って来ていませんでした。


**********  「あかね祭」を伝える「見出し」大賞  **********

授業の最後に、受講生が自分の文章につけた「見出し」をみんなで評価しました。見出しは「読む人の目をひきつける効果」そして「何が書かれているか」のポイントが分かるので大切です。また、文章を書く側には「自分は何を書きたいのか?伝えたいのか?」が確認できる効用があります。

「ベスト個性派」賞      「心と胃袋、満たしませんか?」
       第2位      「やっぱり出会いたい!」

「ベスト見出し」賞      「来年は行くよね?あかね祭!」
       第2位      「必見!光華のお祭り!」