京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 ニュース 岡山県吉備中央町に民泊体験をしてきました ライフデザイン学科1年 A.T Y.T

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学生リーダーチームD'*Lightの活動

岡山県吉備中央町に民泊体験をしてきました ライフデザイン学科1年 A.T Y.T

10月26(土)・27日(日)に「学生が旅行社と協働でツアーを作る」という授業の実現に向けたモニターとして、学生4人で岡山県吉備中央町に民泊体験をしてきました。

1日目は、吉備プラザの「ごっつおバイキング」で昼食をいただきました。「ごっつお」は、岡山弁で「ご馳走」という意味だということも役場の方に教えていただきました。老若男女問わず、地元の方々でとても賑わっていました。その後、11月9日(金)公開の映画「ういらぶ。」のロケ地を巡り、吉備中央町の自然を堪能しました。移動のバスでも、役場の方々に吉備中央町のクイズを出してもらったりして、楽しく過ごしました。

夜ご飯は、今回民泊させていただいた「みっちゃん」のお宅でご馳走になりました。みんなで包んだ猪(イノシシ)の肉の餃子がとてもおいしかったです。お鍋にも猪の肉が贅沢に入っており、滅多に食べる機会がない私たちにとって貴重でおいしい体験をさせてもらいました。他にも、みっちゃん手作りの鯖寿司や畑で育てている枝豆などもいただきました。おやつにおはぎもいただいたのですが、どれも本当においしかったです。

ご飯のあとは、みんなで季節はずれ?の花火をして星空を眺めました。山に囲まれ、家と家の間隔が100m以上もあるので、都会とは違って邪魔する光がなく、とても鮮明に多くの星を見ることができました。普段見ている星空より、星との距離が近く感じられました。途中で雲に星が隠れてしまったのですが、代わりに月の明るさがとてもよくわかりました。吉備中央町の夜空は、とても幻想的でいつまでもこうしていたいと思うほどでした。

2日目の朝食は、各民泊家庭でいただきました。朝食のデザートとして、岡山県のシャインマスカットとピオーネをいただきました。とてもおいしかったです。朝食後、みっちゃん宅に集合して、猪の皮のストラップ作りとピザ窯体験をしました。すでにある程度の大きさにカットされた赤や黄、青、緑、茶、黒色に染めてある猪の皮を、自分の好きな形に切り、組み合わせたり、接着剤を使って貼り付けたり、オリジナルに仕上げました。猪の皮を初めて触ってみて、とても柔らかいことに驚きました。

ピザ窯体験は、発酵した生地を麺棒で伸ばすところから始めました。キレイな丸い形にすることが想像よりも難しく、厚さも均等にしながら広げることに苦戦しました。生地を広げたら、みっちゃんが用意してくれた手作りのトマトソースを塗り、その上に自分たちの好みの具材をトッピングしました。具材はベーコン、コーン、玉ねぎ、きのこ、なす、チーズ、じゃこ、きんぴらがありました。1人1枚オリジナルピザを作り、ピザ釜に入れて焼きました。できあがったピザはそれぞれの個性が溢れ、1枚1枚違った味で、とてもおいしかったです。ピザがこんなにおいしいと思ったのは初めてでした。

午後には、岡山県三大祭である吉川八幡宮当番祭の大祭行事といわれるお祭りを見学しました。祭りの主役である「お当番」に選ばれた男の子を中心に長い列ができ、まるで絵巻物を見ているようでした。若い女性たちが笛を吹き、白装束(しろしょうぞく)の男性たちは神輿(みこし)を担いでいました。中でも印象に残っているのが、小学生低学年くらいの子どもたちがガンバって獅子舞を披露していた姿です。屋台などの出店はありませんでしたが、地元の方々が集まっており、伝統あるお祭りだということを実感しました。

普段できない貴重な体験をたくさんすることができ、とても充実した2日間でした。また、ツアーを作るための課題も見えてきたので、授業に繋げていきたいと思います。自然あふれる吉備中央町が、とても大好きになりました。