京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 ニュース 企業との連携授業「高齢者施設へのお菓子のデリバリー」の提案

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企業との連携授業「高齢者施設へのお菓子のデリバリー」の提案

こんにちは。ライフデザイン学科のフード担当の濵田です。

高齢者施設では毎日おやつの時間があります。おやつの時間は利用者の方たちにとって楽しみの一つなのですが、施設で働く方にとっては日常の業務に加えて毎日違うおやつを準備することはとても大変で、どうしても同じようなお菓子になってしまうと困っておられます。そこで今回連携授業をさせていただいた、お菓子の製造・販売をされている「青木光悦堂」さんのお菓子のデリバリーのサービスがとても重宝されています。毎月発行される「おやつカレンダー」を見て注文すると届けてくれるシステムで、近くで売っていないお菓子や多種類のお菓子から選べて必要な数を注文できます。

今回私が担当している授業で、この「おやつカレンダー」に取り入れる新しいお菓子やお菓子を使ったレクリエーションの提案に取り組みました。1年分のおやつカレンダーの分析から掲載されているお菓子の特徴、人気のあるお菓子などを調べ、また高齢者や施設の方の要望を聞き、学生ごとにテーマを決めて取り組みました。

授業の最終回には青木光悦堂のかしデリ部門の方にプレゼンを行いました。新しいお菓子の提案では、しょっぱい味のお菓子が欲しいという要望に応えたお菓子、人気のお菓子に高齢者に必要な栄養素を添加したお菓子、若者に人気のお菓子を高齢者向けにアレンジした新食感のお菓子、外国のお菓子を取り入れる工夫などが提案され、新しい視点だと評価をいただきました。また、ご当地お菓子の映像やクイズを楽しむレクリエーション、高齢者に不足しがちな水分をおやつと一緒に摂取できるアイデアなどは採用の検討をしたいとコメントをいただきました。

学生の提案が採用されることを楽しみにしていますし、この事業は今後ますます発展する分野ですので、今後も検討を続けていきたいと思っています。