ニュース
2022.04.06 ♪コモンズ通信♪教員執筆の書籍が刊行されました ♪ライフコモンズ通信vol.176♪
「伝統色づくり解体新書『天然染料と衣服』 ~カラー写真で理解する染めの再現」

ニホンアカネで染める赤、タデ科のアイから作る蒅(すくも)を使う藍染め、櫨と蘇芳を使って染める黄櫨染など、それぞれの色についてそれぞれ1単元を割き、計15単元で解説しております。解説はどの単元もすべて前半は今に残る素晴らしい作品の紹介、そして後半には実際の染め作業工程のかいせつをしております。
前半の作品解説では以下の博物館などが収蔵する作品を取り上げております(敬称略、書籍に掲載順)。
京都服飾文化研究財団
共立女子大学博物館
東京家政大学博物館
宇佐神宮
福岡市美術館
東京国立博物館
更に、天然染料による染め作業をするにあたりとても重要な材料である 蒅、泥藍、烏梅、紅餅についても解説をしています。
また、カタい話ばかりではなく大伴家持の平安時代の恋にまつわる話や、レゲエの神様ボブ・マーリーなどとっつきやすい話題もあちらこちらにちりばめているとのことです。
天然染料や古代の染色文化にご興味のある方は必見と思います。
ぜひ一度ご覧くださいませ。