こんにちは。ライフデザイン学科のデザイン企画分野担当教員の羽深です。

7月初旬、三重県の英心高校の1年生から3年生、約80名に向けた出張講義をさせて頂きました。

今回は担当の先生から、進学・就職など将来の進路選択の参考になるお話をして欲しいという依頼を受け、私自身の高校生の時の進路選択の話や、その後の自動車メーカーでの社会人経験、ならびに新卒学生の採用担当マネージャーだった時のこと、さらにはライフデザイン学科での産学連携授業や短大生に向けた就職指導の経験などを折りまぜながら、90分間の授業をさせて頂きました。

終了後、教室の真ん中くらいで参加していた数名の高校生から「先生！とても参考になりました！」と声を掛けて頂きました。特に参考になったと言われたのは、採用試験において企業がどのような人材を求めているか、についてお伝えした事です。

マイナビの調査によれば、企業の採用担当者が面接の際に注視することのトップ３は「入社したい熱意」に加え「コミュニケーション能力」と「明るさ・笑顔・人当たりの良さ」といった「人柄」に関する内容であると報告されています。

それを踏まえ、授業ではアルバイト先で同じシフトに入って一緒に仕事をしたい先輩や後輩について考えてもらいました。

いつも明るく笑顔で挨拶する。困ったときに相談にのってもらえる・助けてくれる。コミュニケーションがとりやすい。仕事に対して前向きに取組む。休憩時間に楽しい会話が弾む。休みの日に一緒に遊びに行きたくなる。などなど。「人柄」に関することがたくさん出てきました。

企業の採用担当者も採用試験では「一緒に仕事をしたい学生」を探していること。それを見極めるために面接試験では「人柄」について注視していることをお伝えしたところ、先ほどの「参考になりました！」という感想に繋がったというお話でした。

今回の授業の模様は英心高校のホームページにも紹介されていますので、ぜひご覧ください。