京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 ニュース 大阪万博に展示する和菓子のパッケージデザインを提案

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大阪万博に展示する和菓子のパッケージデザインを提案

こんにちは。ライフデザイン学科1年生のA.Aです。

私は短期大学でデザイン企画分野の授業を中心に学んでいます。1年生後期の「ユーザー体験価値デザイン」では、担当の羽深先生が所属する京都光華女子大学の基幹研究チームが開発した血糖やインスリンの上昇を抑制する効果がある希少糖を含んだ水ようかんと、飲み込む力や嚥下機能が低下した高齢者の方でも安心して食べる事が出来る「やらわか紫蘇餅」のパッケージデザインに挑戦しました。

実はこの和菓子20254月に行われる大阪万博で展示される予定です。昨年12月に大阪で行われた「TEAM EXPO 2025 MEETING」で商品を紹介する事になり、商品に張り付けるステッカーのデザインコンペを行いました。

授業ではいきなりスケッチを始めるのではなく、まず商品について理解を深める事からスタートします。そして商品の魅力を伝える相手を決め、デザインを通じて商品を手に取ってくれるお客様に伝えるメッセージや体験を想定しながらスケッチを作成します。私は和菓子といえば「京都」というイメージがあったので、京都らしさを手書きのフォントで表現する事とし、さらに商品に興味を持たれるのは中高年層と考えて、落ち着いた色彩表現のデザインとしました。授業で行ったデザインレビュー会は先生と受講生がそれぞれの作品に対する意見や講評を行った結果、私の作品を選んで頂き採用してもらいました。

後日、先生からTEAM EXPO 2025 MEETINGの写真を頂き、またデザインが好評であった事を伺い、課題に真剣に取り組んで良かったと思いました。

2年生前期には、この授業の後編、「ユーザー体験価値デザインⅡ」の授業があります。引き続き履修し、学びを深めていきます。

 

 

羽深先生からのコメント

A.Aさん 

今回は展示会までの時間が短く、授業時間内の検討が4回しか設定できない中、企画・調査・分析・デザイン実装とユーザーエクスペリエンスのすべてのフェーズの検討に真剣に取り組んだ事、さらに検討精度が高かったことが、デザインコンペの高評価に繋がったと思います。当日参加されたお客様からも非常に好評で、商品を手にしたユーザーに商品の魅力を伝える事が出来たと思います。本当にお疲れさまでした。