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2024.02.21 教員ブログ公開講座:住み続ける「住まい」と「まち」からみる持続可能な居住文化を開催しました。
住居・インテリア分野の授業を担当しております、郭 雅雯(クォ ヤウェン)です。
弊校の地域連携推進センターからの依頼を受け、2月10日(土)に公開講座を行いました。よりよい教育の実現と地域社会への貢献を趣旨として、一般の方々に広く聴講いただけるよう努めていきたいと考え、今回は「住み続ける「住まい」と「まち」からみる持続可能な居住文化」という講演テーマにしました。
世界には実に様々な気候や風土があり、そこで人々が生活を営んでいます。各地域で暮らす人々は長い歴史の中で、それぞれの地域・各種の自然環境に適した暮らし方を工夫して住み続けています。その一例として日本の方が90年以上も前、海外に移住するために国外で建設した住宅があり、その住宅が、現在も外国人に住居として使われており、気候や風土、環境、文化、住み方に適した暮らし方を工夫しながら住み続けています。本講座では、日本の方が私の出身国の台湾で建設した日式住宅、住宅地を通じて、異文化を超えて受け継がれてきた住まいとまちづくりから、暮らしの持続可能性を考えてもらうきっかけになればと思いお話を致しました。
連休の中、わざわざお越しいただきありがとうございました。参加してくださった方は講演内容について興味津々で聞いていただき、たくさんのご質問をいただきました。さらに終了後も会場に残り、現在の住宅や住まいに関するご質問と相談がありました。また、アンケートの自由記述に、参加者から、「興味深いお話を有難うございました。住まいについて、再認識して生活していきたいと思います」、「全然知らなかった事なので受講できてよかったです」、「生活に身近な暮らしに役立つテーマがよい。今回は台湾での日本統治時代の住宅の話で良かった」、「台湾と日本の家の違いを初めて知りました。日式住宅を残す努力をされておられる事はすごいと思いました」、「台湾が好きでよく旅行に行くのですが、台湾で古い日本式の建物が多く残っているのに気がついていました。今日の講座で日本家屋の建築の歴史が分かりとても興味深かったです」、「大変興味がありすばらしい講座に参加させていただきありがとうございました」、「大変貴重なお話をありがとうございました。明治時代に建てた長屋を使い続けたいと思いました」、「台湾の方の生のお話が聞けて何よりです。満州との比較も面白いかもしれません」など、たくさんの感想をいただき、ありがとうございます。
アンケートの集計結果を拝見し、参加していただいた皆様にとって今回の講演が貴重な示唆である内容、興味深く学びがあったと思っていただけたこと、少しでもお役に立ったようで嬉しく思います。
今回、橋詰さん、土佐さんのご協力で参加者の皆さんと触れ合う貴重な機会をいただいたこと、感謝申し上げます。