京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 ニュース コストコホットドッグ180円、駐車場で食べたら脱税になる? 

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コストコホットドッグ180円、駐車場で食べたら脱税になる? 

こんにちは。 

ライフデザイン学科の森際です。海外大好き、コストコ大好きです。 
    

海外に行けない時は、日本のコストコで海外気分を味わっています。フードコードのホットドッグは、ソフトドリンク付きで税込み180円。とても安いのでよく食べています。 

 この前、あれっと思ったことがあったので、ちょっと聞いてください。 
いつもは、180円のホットドッグなのですが、会計時に184円になっていました。 


 
この違いは、消費税が関係しているんですね。そこで、ちょっと国税庁のHPで調べてみました。日本の税制によると、現在は標準税率10%です。この中で8%になる軽減税率があります。「酒類・外食を除く飲食料品の譲渡」がこれに該当します。「外食」や「ケータリング」等は、軽減税率の対象とはなりません。一方、「テイクアウト」や飲食料品の「宅配」等は、軽減税率の対象となります。 

 

コストコホットドッグが180円税込と書いてあるのは、テイクアウトを前提とした8%の税金を含む価格だったようです。 

というわけで180円で購入したホットドッグを、店内のテーブルで食べたら脱税ですね。では、建物の外に設置されているベンチで食べるのはOKでしょうか? 

 

 再び国税庁のHPを見てみましょう。 

「外食」とは、飲食店営業等、食事の提供を行う事業者が、テーブル、椅子等の飲食に用いられる設備がある場所において、飲食料品を飲食させる役務の提供をいいます。 

 

 そうです、お店が飲食用に用意した机や椅子で食べた場合はたとえ一般の路上であってもイートインになります。これは正しく理解しておきたいですね。 

 

 では、店舗の駐車場で、自家用車で食べるのはどうでしょう?自家用車はお店が用意した机や椅子に該当しないのでOKです。安心してください。 

こちらはカナダのCostcoです。日本では「コストコ」って呼んでいますが、アメリカやカナダでは「コスコ」です。海外でもフードコートのホットドッグは格安で提供されています。そしてホットドッグは大人気です。 

 

 京都光華には、短大生向けに作成された半年間の留学制度があります。奨学金や単位互換など他に類を見ないほど手厚いものです。また夏休みや春休みを利用した1ヵ月程度の海外研修も充実しています。あなたもいろんな海外に行ってみて、コストコホットドッグを食べ比べしてみませんか? 

 
引用:国税庁HP 「消費税のしくみ」(令和5年度版) 

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/01_3.htm