京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 ニュース カッコかわいいデザイン「デリカミニ」から商品企画を学ぶ

ニュース

教員ブログ

カッコかわいいデザイン「デリカミニ」から商品企画を学ぶ

こんにちは 

ライフデザイン学科でデザイン企画分野を担当している羽深太郎です 

後期の授業「商品企画論」では、商品企画の基本知識とプロセス学習に加え、様々な企業・地域団体と連携した産学連携授業を通じて実践的な学びを行います。

今年度は三菱自動車工業(株)京都製作所ならびに京都三菱自動車販売(株)のご協力を頂き、2023年の日本カーオブザイヤーにおいて、デザインカーオブザイヤーを受賞した軽自動車スーパーハイトワゴン「デリカミニ」をテーマに、学生が実際に商品見て体験する実車評価と、新車販売の現場で活躍される営業スタッフによる販売ロールプレイングを体験しました。



この授業を企画した背景としては、「ユニバーサルデザイン」の授業で学生と大阪モーターショーを見学した際、若い世代の「デリカミニ」に対する認知度の高さを知ったことです。京都三菱自動車販売(株)に授業で実車見学を打診した所、三菱自動車工業㈱京都製作所からご協力の申し出があり、7月より三者で授業内容の打ち合わせを重ね本日に至りました。

商品企画論を受講する学生においても「デリカミニ」の認知度はとても高いのです。街を走る車やテレビコマーシャルを通じてかっこよくてかわいい「カッコかわいい」デザインが気になる。フロントマスクのデザインを反映したキャラクターの「デリ丸」を通じてデリカミニに興味を持つ。その結果「デリカミニの名前を知っている」「車を知っている」というパーチェスファネルでいう注意・関心を有する学生がとても多い事に驚きました。
 学生は事前学習として街を走る軽自動車を観察、さらに「Youtube」に多数アップされている新車紹介動画をデザインや商品について理解を深めるたうえで、産学連携授業に参加しました。(学生から分かりやすい!と人気だったのは河口まなぶさんの「LOVECARS!TV!」と「クルマ買うチューバー ワンソクTube」でした)

授業では、「デリカミニ」の商品・デザイン説明の講義、その後は学生が車に触れる時間を通じて、様々な魅力の発見がありました。さらに営業・販売の現場で活躍される京都三菱自動車(株)の社員、販売ロールプレイングの実演を拝見させて頂き、商品の魅力をお客様に伝える販売の仕事について理解を深めることが出来ました。就職活動を目前に控える短大1年生にとってはこちらも有意義な時間となりました。

今回の連携授業は三菱自動車工業(株)様公式HPこちらのページでもご紹介くださいました。

 今後は学生が自分で撮影した写真や集めた情報をもとに、改めて学生の視点で感じた「デリカミニ」の魅力についてレポートを作成します。私自身、2020年までの19年間、自動車の感性品質に関するデザイン開発とお客様調査に従事していましたので、日本の若者のお客様視点についてはある程度の理解がありますが、想像以上の学生の反応に、学生のレポートと私の視点の比較がとても楽しみです。こちらも何かの機会がありましたら、また報告をさせて頂きたいと思います。
最後に。当日の車の搬入に協力してくれた大学の警備員さんから、「デリカミニ好きなんだよ。顔がカッコいいよね」というご意見があったことを書き加えさせて頂きます。