京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 ニュース 商店街を通じて社会を知る「寺町京極商店街との産学連携授業」

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商店街を通じて社会を知る「寺町京極商店街との産学連携授業」

こんにちは 

ライフデザイン学科でデザイン企画分野を担当している羽深太郎です 

私が担当する後期の授業「ライフデザイン・コンピテンシーⅡd」では、今年で3年目となります、京都河原町駅近くにある「寺町京極商店街振興組合」の協力を頂き、学生が授業を通じて、地域や社会に直接触れ「地域=社会」を理解し考えることを目的に、商店街の魅力を発見・発掘しSNSを通じて社会に伝える事に取り組みます。

初回の授業では学生・教員間で意見交流を行いました。そこで学生から「京都は外国人観光客が増えている。それを受けて、特に最近になって外国人観光客向けの店舗が増えているような感じがする」という意見がありました。そこで商店街に調査に行く前に、京都市産業観光局が行った令和5年度の「京都観光総合調査」の報告書を読んで、京都に来られた観光客の特徴や傾向について学習する事にしました。
その中で、特に学生が気になるポイントとして挙げた点として挙げたのは、「観光消費動向調査」にある「観光消費額」でした。京都観光において日本人観光客の平均消費額は、買い物が7074円、飲食費は6632円であるところ、外国人観光客は買い物に20859円、飲食費に13704円と日本人と比べて倍以上のお金を使っているというデータが示されていました。

事前学習から、学生が普段、京都駅や河原町周辺に遊びに行くと、外国人観光客が多いお店や、明らかに外国人観光客を対象としている飲食店は値段が高く、自分達のお財布事情では、とてもじゃないけど入れない店舗が増えていると感じていた事の背景に、そもそもの使う金額が違うということが、しみじみと理解出来たと言ってました。

学外調査は11月12日(火)に17名の学生で行いました。授業に協力して頂いている「寺町京極商店街」は外国人観光客向けのお店もありますが、地域のお客様を大切にした地元密着型の専門店や、古くから日本人の観光客を対象にした老舗の店舗も数多く、京都の観光事情を事前学習したうえで、様々な視点で改めて商店街の今を体験し、商店街の魅力を伝える写真や動画の撮影に取り組みました。


今後、学生は取材で撮影した写真と動画を用いて、授業用のInstagramから商店街の魅力を発信していきます。11月から1月にかけて連日発信をしていきますので、宜しければアクセスをしてみてください。


よろしくお願いいたします。