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2025.03.01 産官学連携宮津でレモンの収穫を体験 産学連携で一次産業を通じた地域活性化を考える
こんにちは
ライフデザイン学科でデザイン企画分野を担当している羽深太郎です 。
本日は後期の授業「ユーザー体験価値デザインⅠ」で取り組んだ宮津市にある株式会社百章との産学連携授業について紹介いたします。
前期は2年生の授業において、宮津市にある株式会社宮津町家再生ネットワークと連携し、宮津市内にある「島崎ちしや」のリノベーション活動を通じて地域に移住する若者の「はたらく場所」と「くらしの場所」作りについて学びました。
後期は宮津市で行なわれているレモン栽培による一次産業と、生産物を加工し商品を販売する事を通じた地域産業の創出について学びました。
課外授業では、大学が所有するマイクロバス2台に学生と教員が分乗、宮津に移動して行いました。いつもは数名の欠席者が出ますが、この日は受講生39名全員が出席し、午前中は宮津市にあるレモン畑での収穫体験を、午後は宮津で収穫されたレモンを加工して作られたレモネードの商品開発について学びました。
課外授業に協力して頂いた株式会社百章の矢野大地さんは、5年前からレモン農園を営み、地域産業の広がりを見据えてレモン栽培を始めました。一般的にレモン栽培は広島県や愛媛県など温暖な気候が向いており、宮津のような冬季の冷え込みと積雪が厳しい地域での栽培は難しいと言われておりました。そんななか、あえて宮津で新たな地域創生に繋がる商品としてレモン栽培に挑戦、現在は宮津のレモンの魅力を広めるため、自家製レモネード専門店「まだ名もなきレモネード」を開店し、宮津市の新たな特産品としてのレモンを育て、レモンを使用したレモネードを販売することで、地域に貢献されております。
今回私たちは、株式会社百章の活動を少しでも多くの人に伝える事を目的に、課外授業の内容を動画と写真で撮影し、レモン栽培と商品の魅力をグループワークでVlog(ビデオブログ)として動画にまとめSNSを通じて情報を発信し、現在までに約4000人が視聴してもらう事が出来ました。
最後に、株式会社百章では本学の卒業生が活躍しております。地方に移住して一次産業で活躍する卒業生の姿に感銘を受けた1年生がたくさんいました。これから本格的な就職活動に参加する学生にとっては視野を広げる良い機会になったと思います。