Q&A
Q.医療事務の分野にはどのような資格がありますか?
医療事務担当の相場が、よくある6つのご質問にお答えします。
ライフデザイン学科で扱っている医療事務分野の4つの資格は、どの職場に対応するものかで3つに分けられます。
【病院・医院に対応】
「メディカルクラーク」
診療報酬請求の事務や受付での患者さんへの対応など、医療事務職に必要な能力の証明です。
「ドクターズクラーク」
診断書などの文書や処方箋の作成を医師の指示のもと、医師に代わって行います。メディカルクラークからのステップアップ資格です。
【薬局に対応】
「調剤報酬請求事務」
薬局等でニーズが増している調剤報酬請求事務能力の証明です。
【介護に対応】
「ケアクラーク」
介護サービスの現場で、「ケアのプロ」のヘルパーさんと一緒に働く「事務のプロ」の能力の証明です。
Q.メディカルクラークとドクターズクラークはどう違うのですか?
メディカルクラークは、主に受付で患者さん対応や診療報酬請求のための事務作業を行います。
一方、ドクターズクラークは、メディカルクラークとしての知識や技能をベースとして、さらに診断書などの文書や処方箋の作成を医師の指示のもとに行います。
したがって、ドクターズクラークはメディカルクラークからのステップアップ資格だと言えます。
Q.医療事務の仕事に就くためには、メディカルクラークの資格が必要なのですか?
医師や看護師と異なり、医療事務の仕事をするのに必ずしも資格は必要ではありません。
しかし、メディカルクラークの称号は、保険の点数計算等、医療事務の仕事をするのに必要な能力を持っていることの客観的な証明となり、就職するには圧倒的に有利だと言えます。
Q.医療事務関係ではどのような科目があるのですか?また、それらはどのような関係ですか?
ライフデザイン学科で開講している医療事務関係の科目はすべて対応する資格と直結しており、右の画像のようになっています。
すべて、直接対応する資格の合格を目指すための科目となっています。
Q.医療事務関係に就職している人はどの程度いるのですか?
平成27年3月の卒業生で医療事務の仕事に就いているのは7名です。メディカルクラークの資格を取ったからといって、必ずしも医療事務の仕事に就いているとは限りません。
ライフデザイン学科では、特定の専門分野を勉強したとしても、どの職種でも活躍できる社会人基礎力を身につけることができます。「この専門分野を勉強したからこの分野にしか就職できない」という狭い考え方をする必要はないと言えます。
したがって、メディカルクラークの資格を取り、銀行に就職した卒業生もいます。メディカルクラークの資格は、子育てが一段落した後の再就職の際に役立てようと考えている卒業生も多いようです。
Q.医療事務系の単位をとれば卒業できるのですか?
ライフデザイン学科を卒業するためには64単位必要です。一方、医療事務系の単位は全部合わせても13単位にしかなりません。したがって、医療事務系の単位だけでは卒業できません。
そもそも医療事務の仕事をするためには、医療事務の資格に関係する知識・技能だけでは十分ではありません。当然、患者さん対応のためには深いおもいやりの心をもととしたホスピタリティやコミュニケーション能力が必要ですし、事務作業のためにはパソコンを使いこなさなくてはなりません。幅広い教養も必要となります。
ライフデザイン学科はこれらのニーズに対応できる豊富な科目を用意しており、医療事務の職に就くのにふさわしいトータルな能力を身につけることができます。