在学中や卒業後も、学び続ける看護師に
次世代の看護師を養成するICT教育を展開

健康科学部
看護学科

授業でのICT実践

ICTの活用は時代の流れに沿った看護師の養成には大変重要なことです。
本学ではスマートフォンやタブレットなどのICT機器と専用の授業アプリを使用した演習を行っています。
ICTを積極的に活用することで、次世代の看護師の養成はもちろん、
基本的な看護技術の向上にもつながっています。

前回の授業のフィードバック

前回の授業後のリフレクション(振り返り)はロイロノートで提出して、今回の授業内容に入る前に学生からの質問に回答したり、リフレクションでの気づきを共有したりすることで、前回の内容の復習と今後の学びに生かしています。

授業(実技)前の
イメージトレーニング

実技の手順を確認しながら、留意点や使用物品の目的を再確認し、目的意識を高めた状態で実技に臨めるようにイメージトレーニングを行います。

演習

演習はグループごとに患者役・看護師役・観察者役に分かれて行います。そして、実際に動きながらそれぞれの役割で感じた視点を共有し、動きに反映させます。看護師役の自分の動きや患者役との関わりを、写真や動画を通して客観的に評価することもあります。

授業のまとめ

授業のまとめは、ロイロノートのシンキングツールを用いています。演習中の事実や場面に基づいた学びを自分の言葉で表現し伝える力を養っています。シンキングツールを使用することで、結果や事実をもとに具体的に自分の考えを表現する力を育成しています。

さまざまな
アプリを活用

ロイロノート

事前学習・事後学習・授業内学習のすべてに活用しています。自分の学びを瞬時に全体で共有することが可能で、共同学習にも活用しています。ロイロノート内では、写真や動画も同時に学生・教員間で共有が可能です。

PIP-maker

主に事前学習に活用しています。紙面のみではイメージしにくい内容も、スライドをアバターが発言することにより、視覚・聴覚の両方からの学びが可能となります。かわいらしいレイアウトも学生の事前学習へのモチベーションの向上に寄与しています。

TOPICS

『 工夫を凝らした
オンライン授業 』

オンライン授業で実技演習を行う際には、自宅にいながら実際の物品を用いて演習を行うようなイメージができるよう工夫をしています。実技で使用する物品を自宅にある物に見立ててオンラインを通して演習を行うことで、対面授業のときには、見えづらいこともあった手元がハッキリと分かるようになり、より具体的なイメージトレーニングが可能となりました。

学生・教員の声

学生の声

授業支援アプリ「ロイロノート」を使い、タブレットで自分たちのケアの動画を撮りフィードバックを行ったり、意見を共有したりして学びを深めています。看護師に必要な連携する力や先を見る力を養うことができたと感じています。

H.Kさん 2年生
京都府 私立京都光華高等学校出身

教員の声

授業の中でICT機器を積極的に活用することで、リアルタイムで学習内容の共有や学生へのフィードバックが可能となり、学習へのモチベーションの向上やスムーズな技術修得の促進に繋がっています。学習の共有を通して客観的視点を深め、臨床現場でも機器に適応できる次世代の看護師となるような人材を養成しています。ICT機器への苦手意識を持っていたとしても、一人ひとりに合わせて少しずつ慣れていただくように進めているので安心して授業を受けてください。

糸井 麻希子 助教