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精神看護学実習

皆さん、こんにちは!

新型コロナウィルスの流行を受け大学でも予防策を講じていますが、皆さんもどうかご自身の体調管理や手洗い等の予防対策をしっかりとなさって下さいね。

今日は、精神看護学実習に行っていた学生さんのインタビューを紹介させていただきます。

Q:精神看護学実習はどうでしたか?感想をお聞かせください。
・精神症状がある人にどう関わってよいのか最初は分からなかったのですが、どんなことに困っているのかを考えていく中で、患者さんに気持ちや関わり方が見えてきました。
・コミュニケーションをどのようにとっていったらよいのか戸惑いましたが、指導者さんから助言を得て、患者さんが独自の世界に入っているとき、こちらの世界に戻っているとき、といったように、その時の状態に合わせて必要な援助を考えていきました。
・薬剤の調整が難しいんだなと思いました。
・長期入院の患者さんを受け持ち、精神疾患を抱えた人が地域で暮らしていくことは簡単なことではないと思いました。
・入院によって安全の確保はできますが、病院の中には普段の生活のような自由がないので、精神疾患の患者さんへの人としての尊重とはなんだろうかと考えました。

Q:精神看護学実習での学びを教えて下さい。
・疾患の症状や薬の影響で生活上の問題を抱えた患者さんに対して、生活リズムをどのように整えていけばよいのか学びました。
・患者さんの状態や生活から、抵抗精神薬の作用や副作用について学びました。
・患者さんとの対人関係、距離感について学びました。
・患者さんとの適度な距離感やコミュニケーションについて学びました。例えば、自分が聞きたいことやしたいことではなくて、患者さんの体調に合わせて患者さんにとってよいことを考え行っていきました。
・間近で見たり話を聞く中で、精神疾患の患者さんの苦しみや悩みを知ることができました。
・グループにアプローチできたことです。私の実習が終わっても、入院中の患者さん達と継続して行えるレクレーションを考え行いました。

Q:精神看護学実習の難しさや、実習中にしんどかったことはありますか?
・症状や薬の影響で体が動くときと動かないときがあり、その時の状態に合わせたケアの助言がありましたが、自分だけでは思い浮かばなくて最初は苦心しました。
・自分の言葉の影響を考えて、どのように返事していいのかとか、コミュニケーションに戸惑いや緊張がありました。
・患者さんとの距離感というのがどういうことなのか難しかったです。
・傾聴することがいいのか分からなかった場面がありました。
・実習が終わっても気分がどんよりしていたことです。

Q:精神看護学実習中に楽しかったこと、嬉しかったことはありますか?
・同じグループメンバーとお茶をして気分転換できたことです。
・患者さん達と一緒に行ったレクレーションが楽しかったです。
・自分の計画したケアで患者さんが変わっていく様子があり嬉しかったです。
・患者さんに「ありがとう」って言ってもらえたことです。

Q:最後に、看護学科を目指される方へメッセージをお願いします。
・実習の経験は大きいように思います。基礎実習の時は、病院の中にいることや看護師さんや患者さんとのコミュニケーションを図ることで精一杯でしたが、3年生の領域実習を経験していくことで、受け持ち患者さんの看護について落ち着いて考えられるようになりました。実習は、授業では学べない多くのことが学べます。

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精神看護学実習を終えた3年生の皆さん、実習のことを教えていただいてありがとうございました。

学内実習の最終日には、実習で体験したコミュニケーション場面をロールプレイ形式で振り返り、
オリジナル動画を作成して、発表する
学修もしたようですね。
字幕挿入などの編集技術を駆使した動画を短時間で作成し、
楽しく学修を進めていたようです。

実践を通しての気づきや学びを積み重ねていくことで、
幅広い視点で看護を捉えられるようになっていくのですね。

皆さん、本大学に入学されたら、
先輩たちの経験を参考に頑張りましょう!


 

発表の様子です!