こんにちは。京都光華大学看護学部です。今回は精神看護学領域の篠田先生が参加された、フィンランドのケロプダス病院での研修についてご紹介します。
篠田先生は、フィンランド発祥の精神治療アプローチである「オープンダイアログ(Open Dialogue)」を学ぶため、西ラップランド地方トルニオ市にあるケロプダス病院を訪問しました。オープンダイアログは1980年代に同病院の精神科で開発され、薬物治療に頼らず「対話」を中心に統合失調症の回復を支援する手法として世界的に注目されています。
西ラップランド地方の報告では、薬物療法が必要な患者さんの入院期間の短縮や、2年後の再発率の低下といった成果が示され、精神医療の分野に大きな衝撃を与えました。現在では世界各国から視察が訪れ、公的なメンタルヘルスサービスにも導入が進んでいます。日本でも普及に向けた取り組みが行われています。
篠田先生が特に興味深いと感じた点は2つあります。 1つ目は、医師や看護師だけでなく、特別な資格がなくても誰でも実践できる点です。 オープンダイアログの考え方を理解していれば、見よう見まねでも始められる懐の深さがあります(本格的に学びたい方にはガイドラインも整備されています)。 2つ目は、治療や解決を目的とせず、「対話を続けること」そのものを大切にしている点です。 プランを立てない、3人以上のチームで行うなどの特徴がありますが、何よりも“対話を途切れさせない”姿勢が中心にあります。
今回の研修を通して、日本とは異なる精神医療の価値観や思想に触れ、多くの学びを得ることができました(写真をご覧ください)。今後は精神看護学の授業の中で、学生の皆さんにもオープンダイアログの考え方を伝えていく予定です。
高校生の皆さん、ぜひ京都光華大学で一緒に学びましょう。お待ちしています😊
