看護学科の授業の一つ「コンテポラリーナーシング」では、卒業を半年後に控えた4年生を対象に、さまざまな場面で活躍している看護職の方からお話を聞く機会があります。
今年度その中のお一人は、本学卒業生(2期生)の植村瞳さんです。植村さんは、卒業時から将来は緩和ケアの分野で仕事をしたいと思っていたそうです。卒業後は病院で看護師として7年ほどお仕事をしていましたが、退院する患者さま、ご家族さまと接する中で退院後の生活も継続的に支えることをしたいと思うようになったそうです。そして、訪問看護ステーションを自ら立ち上げることを決意し、京都府城陽市で「訪問看護ステーションはなえみ」を立ち上げ、現在はステーションの代表でもあり、訪問看護師として活躍されています。
植村さんは、「生活する場で、一人ひとりに向き合い支える看護」ということを大切にして取り組んでいると話されていました。その中で訪問看護の魅力は、「できないこと」を支えるのではなく、「どうしたらできるのか」を一緒に考える看護ができること、そして利用者さんの人生や価値観を看護に反映できることであると語っていました。
一方、経営する立場となり、悩むこと、苦労したことも多く、特に人材の確保は大変だったと、そこから気づいたことは、事業として成功させるには「自分がやる」から「人ができる仕組みを作る」と切り替えたことで、同僚との仕事のあり方も変わっていたというお話もありました。
最後に、4年生に向けたメッセージでは、看護師免許を「働く場所を限定する資格」にせずに、どこで働いても「考える看護師さん」になってください・・・と卒業を控えている学生にエールを送っていました。講義後の学生からは、これからの自らのキャリアも含め多くの感想や看護について考える機会となったことが書かれていました。以下は学生からの感想のほんの一部です。
「資格を生かした看護師の働き方の選択肢の幅が、広いことをあらためて感じた」
「経営とケアの両立という話のところは、とても深く印象に残った」
「起業家としての看護師さんの話をはじめて聞いて視野が広がった」
「生活そのものを大切にする看護ということについて感銘した」などなど・・・
本学看護学科では、病院や地域、在宅医療、起業など、多様なフィールドで活躍する看護職から直接学ぶ機会を設けています。教科書だけでは学べない「看護の可能性」や「キャリアの広がり」に触れることで、学生一人ひとりが自分らしい看護師像を描いていきます。
看護師の活躍の場は病院だけではありません。地域で暮らす人々の生活を支えたり、自ら新しい看護サービスを創り出したりと、その可能性は無限に広がっています。本学では、こうした多様な学びや出会いを通して、「考える力」と「行動する力」を備えた看護職の育成を目指しています。
「人を支える仕事がしたい」「地域に貢献したい」「将来の可能性を広げたい」と考えている高校生のみなさん。ぜひ本学で、あなたらしい看護の未来を見つけてみませんか。
