作業療法技術演習では、学生が班ごとに作業指導計画を立案し、他の班の学生に指導を行うグループワークを実施しています。今回は、3班と4班が取り組んだ内容をご紹介します。
3班は羊毛フェルトを使ったブローチ作り、4班は樹脂粘土を使ったマスコット作りの指導を行いました。
作業療法の対象者には、身体の自由が制限されている方や、脳の障害によって作業の手順を理解しにくい方が含まれます。そのため、指導においては、わかりやすい言葉や表現で説明し、材料や道具および椅子や机の配置を調整し、安全で快適な作業空間を作ることが求められます。学生には、指導の体験を通じてこれらの配慮の重要性を理解し、実践に活かせる力を身につけてもらいたいと考えています。
西谷美智子