本学地域連携推進センターが主催する公開講座シリーズの一環として、作業療法専攻では「これからの安全運転を考える講座 ~安心して運転を続けるための工夫~」を実施しました。地域住民の皆さまにご参加いただき、高齢ドライバーを取り巻く現状や安全運転を継続するために必要な身体機能・認知機能について学ぶ機会となりました。
講座では、運転が買い物や通院、趣味活動、家族との交流など、地域で生活を続けるうえで重要な移動手段であることを紹介しました。また、高齢ドライバーの増加や交通事故の特徴について解説するとともに、安全運転には身体機能だけでなく、注意力や判断力、記憶力といった認知機能も重要であることをお伝えしました。
さらに、ドライビングシミュレーターの映像を用いながら、安全運転に必要な認知機能や注意配分について解説しました。交差点での確認や周囲の状況変化への対応など、日常の運転場面を想定しながら、運転と認知機能の関係について理解を深めていただきました。
後半では、参加者の皆さまに認知機能課題を体験していただきました。複数の予定を条件に沿って調整する課題を通して、注意配分や計画性、状況変化への対応など、運転にも関わる認知機能について考えていただきました。体験後には、課題の中で感じた難しさや工夫した点を振り返りながら、日常生活や運転との共通点について理解を深めました。
また、安全運転を継続するための工夫として、十分な睡眠や体調管理、安全運転サポート車の活用などについて紹介しました。高齢になっても安心して運転を続けるためには、自身の身体機能や認知機能の特徴を理解し、定期的に自身の状態を確認するなど、日頃からメンテナンスを行うことが大切であることをお伝えしました。
作業療法専攻では、今後も教育・研究活動を活かしながら、地域の皆さまの健康で安心な暮らしを支える取り組みを進めてまいります。
