心理学科1年生の「心理学基礎演習Ⅰ」（通称 基礎ゼミ）では、前期の最後に発表を行っています。自分でテーマを決め、発表用のレジュメを作成し、口頭で発表を行います。

少人数で行う「ゼミ」では、学生が発表をしたり意見を述べ合ったりしながら、授業を進めていきます。大学らしい学びの形式だと思います。

自分が発表する際にはテーマ設定をはじめ、自主的に取り組む経験を積むことができます。伝える力を磨く機会でもあります。
一方、聴く立場としては、自分では思いつかないようなテーマや意見に触れることで、視野が広がり、考える力を磨く機会になります。

1年生の皆さんは初めての発表にあたり、テーマ設定に悩んだり、レジュメのまとめ方に苦労したり、発表にあたっては緊張したりと、大変なこともあったかもしれません。
ですが、自分の興味あることを調べ、学ぶことの楽しさも感じられたのではないでしょうか。
クラスのメンバーの発表に関心を持って聴く姿も見られ、積極的な学びの態度が感じられました。

また今回は、身近な対人関係・対人行動の心理学や、心の問題を扱う心理学、就職活動やスポールなどへの応用的な心理学まで様々なテーマの発表があり、様々な現象を心理学的に考えることができる、ということを、学生の皆さんと共有できたのではないかと思います。

大学の学びでは発表の機会が多くあります。
今回の経験を、ぜひ自分の学びや今後の発表に活かしていきましょう！