京都光華女子大学 健康科学部 心理学科 ニュース 平成30年度 大学院「心理臨床一泊研修会」

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学生の活動

平成30年度 大学院「心理臨床一泊研修会」

平成31217日(土)と18日(日)の二日間にわたり、大学院の「心理臨床一泊研修会」を行いました。

大学院の臨床心理学専攻では、授業のなかで日常的に事例検討を行っていますが、これは臨床心理士や公認心理師になるための最も重要な訓練の一つといえます。「心理臨床一泊研修会」は、この事例検討を中心に、泊りがけで親睦を深めつつ集中して研修を行い、外部から先生もお招きして、心理臨床についてより学びを深めようという企画です。

今回は京都学園大学(今年4月から京都先端科学大学)の山愛美先生をお招きしての研修会となりました。事例検討会では、山先生から丁寧でわかりやすく、かつ奥行きのある貴重なコメントをいただきました。普段の授業と同じく、色々な人からそれぞれの角度から活発な意見が出されましたが、山先生がそれを再度かみくだいて、つなげる役割をしてくださったので、大学院生にとっては普段の授業とはまた違った新たな発見があったのではないかと思います。

会場は例年どおり、京都市左京区にある旅館、「白川院」でした。東山を借景とした本格的な山水庭園と数寄屋造りの建物をもつこの旅館は、京都らしい風情のある、本当に気持ちのいい場所です。昨年までは8月や9月に開催していたのが、今年は2月開催となり、いつもとはまた違った風情を楽しむことができました。

この研修会は大学院を修了して様々な現場で臨床心理士として活躍している卒業生の、卒後研修の場でもあります。今回も卒業生が参加してくれて、在学中の大学院生や研究生にとってもよい刺激になったことと思います。

 

(2019年2月26日)

白河院の建物の外観

事例検討会の様子

懇親会の様子。会席料理がふるまわれました。

白河院の庭園