ニュース

教員コラム

Zoomなるもの

皆さん、こんにちは。まだまだ大変な状況が続きますが、お元気でしょうか。
 日本全国共通のことかと思いますが、京都光華女子大学でも2020年4月から対面授業ができなくなり、遠隔授業で前期の授業のほとんどを行うことになりました。当初は機械音痴の筆者には遠隔授業のイメージがまったくできなくて、頭真っ白、みたいな状態になりました。
 しかし、Zoom(テレビ電話みたいなもの?)なるものの使い方を教えていただき、ゼミ(少人数で研究発表などをする授業)をやってみると、結構面白いな、と。もちろん直接会えるほうがいいのですが、皆の顔を同時に画面で見ながら、ついでに自分の顔も見ながら、資料もパソコンの画面であちこち見たり、場合によったら論文を検索したり、google検索したりしながら、話し合う。話もあっちこっちいきながら、対面でできた去年と変わらず盛り上がる。盛り上がりすぎて時間通りに終われないくらい。遠隔地にいる人とも同じようにゼミができるわけですし、これは可能性が広がるなあ、と正直思いました。
 そして、授業とは離れたプライベートの話ですが、うわさに聞くZoom飲み会なるものをついに体験しました。夜9時開始だったのですが、ついフライングして先にお酒をいただいてしまい、いざ参加したときには自分の顔だけ異常に赤い。これにはびっくりしました。自分の顔が見え、しかも皆の顔が並んで映るZoomならではで、最初は自分の顔が気になって会話に集中できませんでした。でも、遠くに住んでいる人、懐かしい人とも話ができ、皆が思い思いにお酒を楽しんでいる姿も見られ(クーラーボックス用意してパソコンの前から動かずどんどん飲んでいるやつとか)、これはなかなか楽しいものだな、と。
 先にZoom飲み会をやったという学生さんから、帰りの電車の時間もないし、このご時世で次の日の予定もなく、際限なく続けることになって、いつ終わっていいかわからなくなる、との話を聞いていましたが、そこは大人というかおっさんというか、0時にはしっかり終了。Zoomすごいな、と感心する今日この頃です。

今西 徹(2020年6月29日)