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教員コラム

オンラインと対面と。

大学は後期に入り、演習・実習などで対面授業が始まりました。講義科目はまだオンラインタイプのものも多く、学生さんはみんな大学に来て対面授業を受けつつ、オンライン授業の課題に取り組んでいる状態です。

1年生の多くは9月になって初めて大学に足を踏み入れられたのではないかと思います。

対面授業を心待ちにされていた学生さんたちも実際始まってみると、通学に加えての課題となり、思った以上に大変さを感じられているのではないでしょうか。

対面授業が始まっても、新型コロナ感染症対策のため、学内ではまだみんな集まってわいわいと自由に談笑できる状況ではありません。

私たち教員も今年度急にオンライン授業になり、なれないパソコン上での操作に四苦八苦しながら前期を終え、後期を迎えました。最初はあまりに多い作業量にパソコンの前で呆然とすることも多かったですが、徐々に作業自体には慣れてきました。大変さにはかわりはありませんが、なにごとも必要に迫られてやっているうちに出来るようになってくるものなのだと実感しました。

今の大学生活ではさまざまな規制があります。そのような中でも、久々に会った仲間と言葉を交わしたり、秋の気配が漂う庭を眺めたり、季節限定のお菓子を買って帰ったり、ささやかな喜びを見つけてもらえればと思います。そして、ささやかな喜びを支えに、何とかみんなでこの状況を乗り切っていきましょう。

礪波朋子(2020.9.30)